ピアノは打楽器だ。鍵盤楽器に分類するのは、違うとおもうよ。
どうも!トランペット、サックスを使った派手な出音が「ファンキー」。新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。でもって「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。
今回は、俺が思うピアノは打楽器だ!説について書いてみようと思う。
楽器には分類がある。トランペット・トロンボーンは管楽器。バイオリン・ビオラ・ギター・ベースは弦楽器。
では、ピアノは何に分類される?と聞かれたら、一般的には鍵盤楽器、となるんだろうね。
ただ、俺はピアノは打楽器だと思っている。
ピアノの内部構造は、弦をハンマーでたたいていることもあり、ピアノは打楽器だ、という話を学生のころからよくしていた。
ということで、ピアノは打楽器だ、という話をしてみよう。
■ ピアノが打楽器である最大の理由
俺が、ピアノは打楽器だと思っている理由はいくつかあるけど、最大の理由は、演奏者が演奏する楽器のピッチ(音程)を気にしなくていいから。
楽器演奏の難しさのひとつは、ピッチを安定させること。
俺は昔トロンボーンを演奏していたが、トロンボーンはスライドで音程をとるので、スライドの位置がずれると、ピッチはズレる。
また、アンブシュア(楽器を吹くときの口の形)が安定しないと、ピッチが一定にならない。
プロ、特にスタジオミュージシャンになるために必要な能力がピッチを安定させることであり、ピッチを安定させるために、演奏家は練習を重ねる。
ところが、である。
ピアノ演奏家は、ピッチを合わせる工夫を調律師に任せている。ピアノの演奏家自身が、演奏前に「うーん、低いな」などといって、自分でピアノの調律を始めることはない。
つまり、ピアノ演奏家は、鍵盤をたたけば安定したピッチで音が出る前提で演奏でき、ピアノ以外の楽器の演奏家が工夫を重ねるピッチ安定という練習の必要がない。
ので、ピアノは、鍵盤を叩けば安定したピッチで演奏できるんだから、打楽器だと俺は思っている。
タイコだって強く叩けば大きい音 、弱く叩けば小さい音が出る。16分音符で刻めば16分音符の音が出る。ピアノも同じじゃん。だから、ピアノは打楽器。
■ オルガンとの比較
ピアノが仮に鍵盤楽器と仮定すると、オルガンも同じ鍵盤楽器に分類される。
最近は、キーボードの音源でピアノとオルガンを切り替えることが簡単にできるので気付きにくいが、ピアノとオルガンは根本的に異なる。
Wikipediaによると、オルガンとは「加圧した空気を鍵盤で選択したパイプに送ることで発音する」楽器である。つまり、空気によって音を発する。
対して、ピアノは、鍵盤が弦をハンマーでたたいて音を発する。
実は、この違いは大きい。
オルガンはキーボードを押す強弱ではあまり出音の大小は変わらない。対して、ピアノは強くたたけば大きな音が出て、弱くたたくと小さな音がでる。
さらに、オルガンは、鍵盤から指を離すと音が切れる。対してピアノは弦を叩いているので、鍵盤をたたいた時の残響がある。
この違いも大きく、鍵盤から指を離すタイミングは、オルガンとキーボードで異なる。
鍵盤から指を離すタイミングなんて、頭で考えていられないので感覚で覚えるわけだが、オルガンとピアノとでは異なるので、弾き分けは意外に難しい。
オルガンとピアノは、見た目は鍵盤が並んでいて鍵盤を押せば音がでるので、音色以外の違いが分かりにくい。
しかし、オルガンとピアノは極めれば極めるほど違いがあるのだ、という話をピアニストから聞いたことがある。
だから、鍵盤楽器という分類でオルガンとピアノを同列に並べるのは、表面的なことだけを見ていて、本質からずれている。
■ ピアノ演奏家のメリット・デメリット
一方、ピアノが打楽器だから、ピアノは簡単だ、ピアノ演奏家が練習をサボっている、ということはない。
というのも、他の演奏家がピッチ安定のために練習をする時間を、ピアノ演奏家はピアノ演奏技術向上そのものにあてることができる。
だから、人生で練習する時間が同じと仮定すれば、ピアノ以外の楽器を演奏する演奏家よりも、ピアノ演奏家の方が楽器=ピアノ演奏に集中して練習できる、といえる。
ピアノ演奏家は、他のピアノ演奏家と同様に、ピッチを合わせる練習をスキップできる前提で、演奏技術に磨きをかける練習ができる環境にある、ということ。
■ まとめ
ピアノは打楽器。
打楽器だからといって、簡単とは言っていない。ピアノ演奏家は、全員、ピッチを気にせず演奏の練習に集中できるので、演奏技術の向上に集中しなくちゃ、だからね。
ピアノは打楽器、と思って、ピアニストがピアノと向き合った演奏を聴く。どんな風にピアノを叩くのだろうか、と演奏を楽しむ。こんな楽しみ方もあるんじゃないかな。
最後まで読んでくれて、ありがとう!
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