歌のフレーズを組み立てて歌うと、歌詞が伝わるようになる。

どうも!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。

でもって、「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。

自分の歌が棒歌というか、一本調子になってしまい、困るときはありませんか?

棒歌になるのを避けるひとつの方法として、フレーズを決めて歌う方法がある。でも、突然フレーズを決めろ!作れ!と言われても、困っちゃうよね。

でも、フレーズを決めるのは、やり方を知ってコツさえつかめば難しいことではない。

この記事では、フレーズの作り方やそのコツを紹介しようと思う。

■ フレーズの作り方

フレーズは、自分で作ろう

自分が歌いたい、伝えたい想いに従ってフレーズをつくることで、独自の歌が歌えるようになる。

以下に、フレーズの作り方のコツを3点、紹介するね。

1.朗読して感覚をつかむ

歌詩を朗読しよう。

フレーズづくにには、これが一番大事。歌詞を朗読すると、自分が伝えたい言葉、表現、文の区切り方などが分かる。

同じ歌詞であっても、朗読する人によって読み方は違う。統一した読み方があるわけではない。なので、自分が朗読した感覚に従ってフレーズを決定することで、自分オリジナルの歌い方になる。

まずは、朗読してフレーズを決定しよう。

2. 意味の単位で分割する

歌詞の内容で、意味のある単位でフレーズを分割しよう。

2小節、4小節などの楽曲として意味のある単位である必要はない。歌詞のことば、内容の観点から意味のある単位で、フレーズを分割する。

まぁ、2小節や4小節で意味が切れるよう、たいていの歌詞は構成されている。でも、2小節で区切るか、4小節に伸ばして解釈するか、または、1小節でフレーズを切るか。人によって、違ってよい。

自分で朗読した感覚に基づいてフレーズを分割し、楽譜に記入しよう。

3.対表現を組み合わせる

対(つい)になる表現があれば、対を意識したフレーズにしよう。

そして、その対をワンフレーズにして、対の間にすこし間をとるようにするとよい。

または、対になる表現をそれぞれフレーズとして切り分けたうえで、対になるように意図して歌うのも、よいと思う。

上記3点、フレーズの作り方のコツを説明した。

フレーズは楽譜に書いてあるわけではない。自分で「これをフレーズにしよう」と決める必要がある。決め方で悩んだら、ボイストレーニングの先生や、歌の上手い人に相談してもよいと思う。

ただ、自分の想いを歌に乗せて表現するために、自分でフレーズを考案できるよう、工夫をしよう。

■ フレーズを意識する

フレーズを作っても、フレーズを意識しないとフレーズにならない

ただ、無為無策で意識しようとしても、効率が悪い。「フレーズを意識しなさい!」だけでは、精神論で終わってしまう。

なので、具体的なフレーズの意識の仕方を、以下に紹介するね。

1.切れ目でブレスをする

フレーズの切れ目で、ブレス(息継ぎ)をする。

フレーズの切れ目は、たいてい休符がある。その休符でブレスをする練習をしよう。ブレスをすれば息が切れるので、フレーズの切れ目を表現しやすい。

具体例として、SMAPの「青いイナズマ」で説明しようと思う。

「青いイナズマ」の歌詞を朗読して、「キスを 避ける仕草で 気づく」をワンフレーズとしたとしよう。

であれば、以下の青マルの箇所のフレーズの切れ目でブレスをする。

このように、フレーズとブレスするタイミングを決めて譜面に記入しよう。ブレスするタイミング決めずに歌ってしまうと、この効果が得られない。

フレーズを決めたら、切れ目にブレスを取るよう、楽譜に書き込んで練習しよう。

2.休符でブレスしない

フレーズの途中であれば、休符があってもブレス(息継ぎ)しない

自分でワンフレーズと決めたフレーズの中で、8分休符や4分休符がある場合。休符なので思わずブレスをしたくなるが、フレーズの途中であればブレスしない。

すると、息を止めてその休符を休むことになる。息を止めることでフレーズが続いていることが表現できる。

上記と同様、SMAPの「青いイナズマ」を例にとると、以下の赤マルの箇所はフレーズの途中なので、休符があってもブレスしない。

フレーズの途中の休符で、ブレスをしないようにしよう。

3.切れ目で力を抜く

フレーズの切れ目で、ブレスと同時に力を抜こう

これは、ブレスのコツでもあるが、ブレスのときに緊張状態から力を抜く。力を抜いて、緊張がゼロの状態に体を戻す。

ゼロに戻ってから、次のフレーズを歌いだすよう心がけると、フレーズの切れ目が明確になる。

先にブレスを取る位置で挙げた以下の青マルの箇所で、ゼロに戻すよう心がけよう。

同じ考え方で、切れ目でなければ、緊張を続け力を抜かない。

フレーズ途中に休符があっても、次のメロディーを見据えて緊張感を保つ。フレーズが続いている間は緊張感を解かない。すると、フレーズが続いていることを表現できるようになる。

■ まとめ

ここまでに説明したフレーズの作り方ポイントは、以下の3点。

  • 朗読して感覚をつかむ | 自分の感覚で朗読しよう
  • 意味の単位で分割する | 朗読で得た感覚を元に分割しよう
  • 対になる表現を組み合わせる | 対になるようにすると表現豊かになる

また、フレーズを意識する具体的な以下のコツは、以下の3点。

  • フレーズの切れ目でブレスをする
  • フレーズ中の休符でブレスをしない
  • フレーズの切れ目で力を抜く

フレーズで表現できるようになると、歌の表現が豊かになる。また、自分でフレーズを決めることで独自のフレーズを表現できるようになる。

フレーズを自分で決めて、自分独自の豊かな表現で歌えるとよいよね。最後まで読んでくれて、ありがとう!

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