力を込めて歌うと、歌が上手いと思い込んでいない?力を込めないほうが、上手く歌えるのに。

どうも!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。

でもって、「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。

歌にメリハリがない、という悩みを持つ人は多いと思う。

落ち着いて考えると、メリハリをつけるためには大きな声で歌うところと、小さい声で歌うところがないと、メリハリはつかない。

メリハリがつかない理由は、大声で歌わないといけない、大声は歌が上手い、という思い込みが原因であることが多い。

こういう思い込みを手放すと、力を抜いて歌うことができるようになり音程やリズムが取りやすくなるので、結果として上手く歌えるようになる。

この記事では、力を抜いて歌えない原因と、力を抜いて歌うコツを紹介するね。

■ 力を抜いて歌えない原因3点

力を抜いて歌えない原因を、俺の経験に基づいて、3点挙げるね。

これらの思い込み・観念があると、頭でわかっても体がついていかず、力を抜いて歌うことができない。

1.力強く歌う=頑張っているという観念

「力強く頑張って歌うと、想いが伝わる!」という観念があると、力を抜いて歌えない。

なぜかというと、力強く頑張って歌うと伝わる!という想いが強ければ強いほど、歌うときに頑張る=力強く歌う!という行動を無意識にとってしまうから。

頑張る=伝わる?

歌で想いを伝えたいのはわかるけど、頑張る=力強く歌うと伝わるのかというと、そうでもない。

力強く!を念頭に置いたままだと、一本調子でメリハリない歌になってしまう。一本調子では、伝わるものも伝わらない。

力強く歌う=頑張っている、だから伝わる、という観念を手放すほうが、歌は伝わる。

2.力強い歌声が上手い歌という錯覚

力強く歌うと上手い!という錯覚に陥っていないか、振り返ってみよう。

「声量あれば歌が上手い!」みたいに思っている人は、少なからずいると思う。まぁ、声が細くて何を言っているのか分からないじゃあ困るが、大声が上手いというわけではないよね。

大声=上手い?

大声=上手いという錯覚に陥ると、「上手く歌わなくては。。」と思うと、とたんに力が抜けなくなる。力が抜けない状態が続くと、ずっと大声となってしまう。

力強いから上手いというわけではない。錯覚に気づこう。

3.盛り上げなくては!という思い込み

「盛り上げて歌わなくては」と力を入れると、かえって盛り上がりに欠ける。

たとえば、歌っている時「サビで盛り上げなきゃ!!」と思って、声を張り上げたことはある?

たしかに、サビで盛り上げたい曲はたくさんある。でも、盛り上げるにあたり、以下のようなことも考慮するほうがいい。

  • リズムに乗る
  • 滑舌をよくする(はっきり歌う)
  • 強調したい単語を強調する

単に大声を出しただけで、サビで盛り上がるわけではない。

大声だけでは、どうにもならない

むしろ、サビ全部を大声で歌うと逆効果なこともある。たとえば、サビが16小節として、16小節全部大声である必要はない。上記で挙げた「強調したい単語」だけ大きな声で歌うほうが、歌詞は伝わり、歌にメリハリがつくので歌も上手くなる。

サビを中心に説明したけど、大声で盛り上げよう!という想いが強いと、必要以上に力が入ってしまう。

■ 小さい声で歌ってみよう

このように、大声で歌ってしまうクセをどうやって抜けばいいか。

俺の経験に基づいていえることは「小さい声で歌ってみよう」。

・一人で歌うとき、試しに

まずは試しで、一人で歌う機会に、小さい声で歌ってみよう。

いままで大きな声で歌っていた箇所を、力を抜いて歌ってみる。すると、大声でなくても歌として成立することが分かる。

一人で小さい声で
歌ってみよう

むしろ、たいていの場合、大声で歌わないので力が抜けて、音程やリズムがとりやすくなる効果がある。

音程やリズムがとりやすくなると、自然と滑舌もよくなり、歌詞も伝わりやすくなることが実感できると思う。

まず、一人で小さな声で歌ってみよう。

・カラオケで小さい声で歌う

次に、誰かとカラオケに行く機会があったら、小さい声で歌ってみよう

カラオケで大声で歌う=上手い、頑張っていて尊い、という思い込みがあると、誰かといっしょにカラオケに行くと、無意識に力強く・大声で歌ってしまう。

そんな思い込みを脇において、いちど、小さい声で歌ってみよう。そして、一緒にいるひとに小さい声の感想を聞いてみよう。

カラオケに行って、
小さい声で歌おう

感想をきくと、別に大きな声でなくても大丈夫と言ってくれると思う。

冷静に客観的に考えると、聴く人はあなたの大声を期待しているわけではない。むしろ、抑揚がついてよかった、音程やリズムが良くなった、聴きやすくなった、などの高評価の感想が多いと思う。

「なんだ、大声で歌わなくてもいいんだ」

こんな風に納得するチャンスとして、カラオケを活用してみよう。

・人前で小さい声で歌う

最終段階として、人前で歌うときに、小さい声で歌ってみよう。

上記で紹介したような大声が良いという思い込み・観念を持っていると、小さい声で歌うことが苦手になる。特にステージで、人前でとなると、途端に大声になってしまう。

オープンマイクなど、人前で歌う機会があるひとは、いちど小さい声でうたってみるといいと思う。

弾き語りやバンドなど、ライブ活動でボーカルをやっているなら、ライブステージで小さい声で歌ってみることをオススメめする。

人前で小さい声で歌う

オープンマイクに向けて練習してきたのに。。ライブのために練習してきたのに。。 なぜ小さい声で歌うの?

こんな想いを持っていたら、今一度、考えなおそう。

大きな声で歌う=頑張っている、尊い、歌が上手い。こんな思い込みを、手放そう。

そうすれば、一本調子の歌から卒業でき、音程やリズムがとりやすくなり、歌が上手くなる。

一度試して上手くいけば、自分の常識の殻を破るキッカケになる。

人前で小さい声で歌うことに抵抗がなくなったら、大きい声で歌うと歌が上手い・立派・頑張っているという思い込みから解放された証明となるかもしれない。

■ まとめ

ここまで、歌うときに力を抜くということについて、以下の点を説明してきた。

力を抜いて歌えないは、原因3点といえる。

1.力強く歌う=頑張っているという観念
2.力強い歌声が上手い歌という錯覚
3.盛り上げなくては!という思い込み

力を抜くやりかたとして、以下の3段階を紹介した。

  • 一人で歌うとき、試しに小さい声で歌う
  • カラオケで小さい声で歌う
  • 人前で小さい声で歌う

小さい声でうたうことができると、歌にメリハリがつくので、歌が上手くなり歌詞も伝わる。

一本調子で歌ってしまう悪い癖があるなら、脱却できるチャンスともいえる。

思い込みから解放され、軽やかに歌えると、いいよね。最後まで読んでくれて、ありがとう!

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