わかりやすい楽譜を作成すると、演奏するメンバ間のコミュニケーションが、円滑になります。

どうも!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。

でもって、「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。

わかりやすい楽譜を書くことができれば、演奏する仲間と円滑にコミュニケーションできます。でも、どういう楽譜が分かりやすいのか、分からない人も多いと思います。

ただ、コツがわかれば、わかりやすい楽譜を書くことは難しいことではありません。

この記事では、楽譜をあまり書いたことのない初心者にも理解できるよう、実例を記載しながらわかりやすい楽譜の書き方を紹介していきます。

■ 1段は4小節

楽譜の1段は4小節にしましょう。

・基本ルールは1段4小節

ロックやJ-Popをはじめとするポップスは、たいていの曲が4の倍数の小節数で曲が構成されています。

たとえば、Aメロ16小節、Bメロ8小節、Cメロ(サビ)8小節、など。

1段に4小節とするのが基本形

4の倍数なので、楽譜の1段を4小節にすると、曲の進行がわかりやすくなります。市販の楽譜含め、たいていの楽譜は1段4小節の構成となっています。

・ルールに外れると読みにくい

一部の箇所で1段が3小節や5小節となっている楽譜を、たまにみることがあります。

歌詞の意味でまとめたいから、音符の数が多いから、など理由はあると思います。

ただ、このような場合、続くBメロやCメロが段の途中から始まり、非常に読みにくい楽譜となってしまいます。

・例外的な場合

4の倍数の小節数は基本ルールですが、例外的に間奏が1-2小節入る場合があります。たとえば、 Bメロ16小節とCメロ(サビ)8小節の間に1小節ある、という場合など。

この場合は、間奏の小節をBメロの最後かCメロのアタマに加え、そこだけ1段を5小節にする。

このようにして、極力、1段4小節のルールを適用して読みやすい楽譜を書きましょう。

■ リハーサルマークと二重線

リハーサル記号と二重線も、楽譜をわかりやすくする重要な要素です。

リハーサルマークとは、□(四角)で括ったA、B、Cという文字を指します。

□(四角)で括ったA/B/Cという文字

リハーサル(練習)するときに、A部分を練習する、BからはじめてCまでを練習するなど、曲の場所を指定する用途で使います。

いわゆるAメロにリハーサルマークのA、BメロにリハーサルマークのBという具合にリハーサルマークをつけていくと、パッとみたときに曲の構成がわりやすいです。

上記の1段4小節のルールが適用されていると、基本的にリハーサルマークは左側に並んで記載されるので、さらにわかりやすいです。

加えて、リハ―サルマークごと小節の二重線をに記入すると曲の構成が視覚的に理解でき、楽譜が読みやすくなります。ぜひ試してみてください。

Bのリハーサルマークの前に、二重線を入れると、視覚的に分かりやすい。

このように、リハーサルマークと二重線を使うと曲の構成が視覚的にわかりやすくなります

■ 譜割りを意識する

譜割り(音符の振り分け)を意識して楽譜を書くと、わかりやすい楽譜になります。

・8分音符の譜割り

たとえば、8分音符の譜割りを意識した楽譜を考えてみましょう。

以下は、楽譜としては正しいです。

ただ、「お」の音が8分音符の裏拍であることが、パッと見て分かりにくいです。なので、以下のような譜面にしたほうが、読みやすいといえます。

このように、八分音符の譜割りを意識して書いたほうが、楽譜を読む人に伝わりやすいです。

・16分音符の譜割り

同様に、16部音符の譜割りを意識してみましょう。

以下も、譜面としては正しいです。

ただ、「う」の音が16分音符の裏拍となるか、見た目では判断つきにくいです。なので、以下のように書いたほうが分かりやすい楽譜といえます。

・応用編として

上記の応用編として、16分音符が3-3-2となる場合を紹介します。

16分音符が3-3-2となる場合の楽譜を、私はずっとこう書いていました。

ただ、あるとき以下のように書き換えたほうが分かりやすい、とアドバイスをもらいました。

アドバイスをもらったときは、自分にとっては読みやすさは変わらないと感じました。でも、16分音符の裏拍が視覚的に理解できるので、こちらのほうが優れた表記法と理解しました。以来、アドバイスしてもらったほうの書き方を採用しています。

■ わかりやすくする工夫

ここまで説明した方法に加えて、分かりやすくする工夫をしましょう。

バンドの場合、楽譜がわかりやすいと演奏してくれるバンドメンバの理解が速く正確になり、リハーサル(練習)の効率もあがります。

バンドでなくても、以下のような時に、楽譜が分かりやすいと効率がよいです。

  • オープンマイクで演奏してくれるミュージシャンに、楽譜を渡す
  • DTMで音源を共同制作するとき、共同制作者に自分の楽曲の構成を伝える

効率よく、気持ちよくコミュニケーションするため、楽譜作成に、ひと手間かけましょう。

ミュージシャンや共同作業者に理解してもらうための楽譜作成時の工夫について、経験に基づいて、いくつか紹介します。

・rit.の位置は正確に

rit.(リタルダンド=だんだん遅く)の記載場所は、正確にしましょう。

バンドで演奏する場合、指揮者がいるわけがありません。メンバ全員が共通の理解を持つことで、曲がまとまります。

特に、rit.は、バンドのメンバが勝手な理解でいると、好きなところで勝手にだんだん遅くしてしまいます。すると、曲がガタガタになってしまいます。

たとえば、以下のようなエンディングがあって、最後にだんだん遅くしたいので、rit.と書いたとします。これだと、書いた場所がいい加減で、小節のどこから遅くなるのか、よくわかりません。

そうではなくて、たとえば3拍目から遅くするなら、以下のように3拍目に明記しましょう。そうすると、最初の2拍「きょくが お」までは、インテンポ(通常テンポ)で演奏するのが明確になります。

rit.は譜割りに合わせて記入しましょう。

・歌詞を正確に書いておく

歌詞を正確に書いておいたほうが、楽譜を実際に使う時に便利です

たとえば、自作曲は、自分が歌詞を暗記していることが多いです。自分が歌うのであれば、歌詞を楽譜にわざわざ記入するのは面倒です。

一方で、バンドメンバーは楽譜の歌詞を追って、自分が正しく演奏できているか確認していることがあります。自分が楽譜を配られて演奏する立場にたてば、歌詞が記載されていると便利なことは想像できます。

楽譜には、面倒くさがらずに歌詞を記入しましょう。1番・2番があるなら、正確に記入したほうがよいです。

二番の歌詞もあると、よりよい

歌詞が演奏の補助になり、練習の効率がよいので、オープンマイクなどで楽譜を渡すときでも、歌詞を正確に書いておくと、演奏するミュージシャンは演奏しやすいです。

面倒くさがらずに、歌詞は正確に記載しましょう。

・速度表示を明記

速度表示を、忘れずに明記しておきましょう。

具体的にいうと、メトロノーム記号(♩=120のような表記)表記で数字を記載しておくとよいです。

理由を説明します。バンドでも個人でも、練習をの結果、曲の一番よい演奏速度が把握できたとします。頻繁にその曲を演奏する機会があれば「この前のあの感じで」というように、速度を記憶しているので問題ありません。

ただ、数か月演奏する機会がない曲のような場合は、いい感じの速度を、結構忘れることが多いです。

「えぇと、この曲はどんな速度だっけ?」と思いだすのは、結構時間がかかります。

この手間を減らすためにも、メトロノーム記号の数字で、楽譜に記録しておきましょう。

・スタッカート/テヌートは明確に

スタッカートとテヌートは、ちゃんと書いておきましょう。

クラシックの楽譜で使われる音楽記号が、ロックやポップスでは使いにくいことがあります。典型例は、ff(フォルテシモ)やpp(ピアニシモ)などの強弱記号です。

バンドの楽譜に「ff」と書いてあっても、どんな風に演奏していいのか、正直わかりません。

一方で、スタッカート(・)とテヌート(-)は、書いておくと伝わります

特に、ホーンセクション(トランペット・サックスなどの管楽器)では、アーティキュレーション(強弱表現)を合わせることが重要なので、 スタッカート(・)とテヌート(-) を楽譜に書いておくと、基礎的な理解が共有できます。

ホーンセクションでなくても、たとえばピアノで伴奏してもらうときでも、気の利いたピアニストであれば、スタッカート(・)とテヌート(-)をちゃんと弾いてくれます。

スタッカート(・)とテヌート(-)は、書いておくと便利なのでオススメです。

■ まとめ

ここまで、以下のようなことを説明しました。

  • 楽譜の1段は4小節にするのが基本ルール
  • 8分音符や16分音符の譜割りを意識すると楽譜が読みやすくなります
  • 以下のような工夫をすると読みやすくなります
    – rit.の位置は正確に
    – 歌詞を正確に記入
    – 速度表示を明記
    – スタッカート/テヌートを明記

読みやすい楽譜を用意しておくと、演奏してくれるミュージシャンに速く正確にコミュニケーションできるようになります。

よみやすい楽譜を活用して、楽しく仲間と演奏できると、いいですね。最後まで読んでくれて、ありがとうございます!

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