明るいコード進行にして!とお願いされて、答えをもっている?
こんにちは!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音。新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。
でもって、「ファンキー癒し音楽」のルーク野村。
明るいコード進行ってありますか?という質問をされたら、あなたは答えを持っている?
コード進行だけでは、曲が明るくなったり暗くなったりしない。でも、曲の雰囲気づくりにコード進行を活用することは、できる。
曲づくりにあたって、知識として知っておくと、便利だよね。
似たようなコード進行のなかで、比較的明るいコード進行や、比較的暗いコード進行は、あるから。
ということで、今回は、明るいコード進行の典型例としのドッペルドミナントを使ったコード進行について、説明したいと思う。
もくじ
■ ドッペルドミナントとは
ドッペルドミナントとは、端的にいうと、ドミナントのドミナント。
二重のドミナントなので、英語でいえばダブルドミナント。ドイツ語でダブルはドッペルなので、ドッペルドミナントという。
Cメジャー(長調)を例に具体的に説明すると、端的にいうと以下となる。
Cのドミナントは、G7。Gのドミナントは、D7。
だから、Cに対するドッペルドミナントは、D7。二重のドミナントなので、ドッペルドミナント。
定義は、実に簡単。
■ ドッペルドミナントの使い方
ドッペルドミナント→ドミナント→トニックに戻るコード進行が、よくある使われ方 。上記の例に従い、ドッペルドミナントの関係性にあるCとD7を使って、説明しようと思う。
| D7 | G7 | C |
上記のようなコード進行は、ドミナント→トニックの動きが連続する、円滑で聴きやすいコード進行となる。
ドッペルドミナントの使い方は他にもあるけど、上記のようにドッペルドミナント→ドミナント→トニックに戻る進行、つまり、Ⅱ7→Ⅴ7→Ⅰという進行で使われることが多い。
■ 明るいコード進行
ドッペルドミナントを理解したところで、明るいコード進行という元の話題に戻ろう。
結論をいうと、ドッペルドミナント→ドミナント→トニック進行は、明るい。
明るいことを理解してもらうために、類似コード進行と聞き比べてみよう。
1.類似進行:ツーファイ
ドッペルドミナントのD7をDm7にすると、以下のようになる。
| Dm7 | G7 | C |
いわゆるツーファイ(ツーファイブ)だ。ツーファイについては、俺のこの記事を読んでみて。
2.類似進行:Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ
いわゆるⅣ→Ⅴ→Ⅰ(よん ご いち)とツーファイブは、よく似ている。
| F | G7 | C |
上記の「1.ツーファイ」進行と比較すると、FとDm7が違うだけ。また、FとDmは並行調の関係にある。
だから、 Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ(よん ご いち) とツーファイは、よく似ている。
3.類似進行:マイナーのツーファイ
3つ目の類似コード進行として、マイナーのツーファイ進行も紹介しよう。
マイナーのツーファイは、上記の「1.ツーファイ」や「2.Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ」と比べて悲しく・暗く聴こえる。
| Dm7♭5 | G7 | C |
詳しくはこの記事で説明しているので、読んでみて。
■ コード進行 聴き比べ
では、以下で聴き比べてみよう。
例1:| Dm7♭5 | G7 | C |(マイナーツーファイ)
例2:| F | G7 | C |( Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ )
例3:| Dm7 | G7 | C |(ツーファイ)
例4:| D7 | G7 | C | ※ドッペルドミナントあり
どうだろう。
ドッペルドミナントを使ったコード進行が、4つの例の中では最も明るく聴こえる。
こんな風に、コード進行のパターンを会得し、曲によって使い分けて作曲しよう。
■ まとめ
二重のドミナントにあたる関係が、ドッペルドミナントである。
そして、ドッペルドミナント→ドミナント→トニック進行は、類似コード進行と比べると明るいコード進行である。
こんな風に理解をしておけば、自分で曲を作る時にドッペルドミナントを使ったコード進行を使いこなせる。
明るい曲にしたい、特定の箇所だけ明るく聴かせたい、という場合にはドッペルドミナントは有効だ。
ドッペルドミナントを使って、あなたの曲作りに幅でると、いいね。最後まで読んでくれて、ありがとう!
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