「寄らば大樹の陰」という言葉は、時代遅れで、意味を失いました。
こんにちは!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音。新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。
でもって、「ファンキー癒し音楽」のルーク野村。
「寄らば大樹の陰」は、身を寄せるとするならば、大木の下のほうがが安全である、という意味です。
転じて、頼るならば、勢力のある人、大きな組織のほうがよいというような意味を持ちます。
この言葉の意味や考え方に、賛同するひとは賛同すればいいと思います。
ただ、この言葉の意味や考え方に違和感を覚える人は多いのでは、と私は感じています。特に、世の中が急激に変換している現在において、この言葉の考え方が、これからの新しい時代には合わない、と直感的に思うひとは多いでしょう。
このような、古臭さ、時代遅れ感は、どこから来るか、考えてみましょう。
■ 大きいことはいいこと
かつては、大きいことがいいこと、とされてきました。
例えば、以下のような利点があります。
- 大企業は資本の理論が働いて効率がいい。
- 経費率が低い。
- 外注業者や取引先に影響力を持つ。
- 投資余力があり、新規事業を赤字で始めて利益が出るまで持続できる。
企業は、売上・利益の極大化、市場シェアの拡大に努めました。
大企業をめざしました。
■ 本当に大きいとよい?
一方で、大企業は下記のような弊害があります。
- 組織が大きく、官僚的になり硬直化する。
- 外注や取引先に横柄に接するので、尊敬されない。
- 実務を外注化し、大企業の社員は能力が身につかない。
- 新規事業を始めて赤字垂れ流しでも責任をとる仕組みがなく、ぬるま湯体質である。
大きいこと=大企業が良いとは言い切れないです。
■ 時代は変わっている
また、時代の変化に伴い大企業の利点が欠点に変化しています。
かつては大量生産・大量消費が常識でした。多くのひとが欲しがるボリュームゾーンに低コストで大量の商品を売り込むことで、利益が極大化できました。
一方、時代は変わっています。
いまでは、消費者の嗜好が細分化されたので、大量生産・大量消費が成り立たちにくいです。そうなると、大量生産しても大量消費を呼び覚ますための広告宣伝費が以前よりかさみ、宣伝に失敗したら売れない在庫を大量に抱えます。
このように、時代が急速に変化するいまの時代において、大きいことの利点が欠点となるようになりました。
■ 寄らば大樹の陰は意味をなさない
つまり、時代が変わり「寄らば大樹の陰」という言葉が意味を失ったといえます。
かつては多くのひとが常識と信じて疑わなかった 「寄らば大樹の陰」の負の側面が多く出る時代となったといえます。
「寄らば大樹の陰」が通用しない時代となりました。むしろ、大樹に依存するのは時代遅れです。
大樹は、危険だ!寄らず離れろ!
こういう判断が正しい時代に、変わったといえます。
■ これからの生き方
これからの時代は、個人や小規模企業が輝く時代、といえます。
以下のような、各個人や小規模な企業が個性を生かしたモノやサービスを提供する時代になります。
- 個性を生かし細分化 / 多様化したモノやサービスを提供する
- 細分化 / 多様化した消費者の嗜好に個別にマッチする
- マッチするので、モノ・サービスが受け入れられる
- 受け入れられるので、多少高くても購入してもらえる
- 大量生産された魅力ないモノ・サービスより割高でも、消費者は喜ぶ
- 個人や小規模な企業であれば、大量生産不要なので大量在庫を抱えない
また、まとまった資本で投資が必要な場合でも、かつてのように銀行融資に頼ることなく資金調達する道も発達してきています。
たとえば、ソーシャルレンディング・クラウドファンディングなどの手法が、今後は洗練されていくでしょう。
これら資金調達方法も、個人・小規模企業からの小口の資金をまとめる手法といえます。
資金供給側も、かつてのように銀行などの大企業でなく、個人・小規模企業が中心となりうる時代に変化します。
時代は変わります。時代の変化に応じて常識や考え方も変わります。
「寄らば大樹の陰」という旧い常識を捨てて、新しい時代に合った生き方を選択しましょう。
■ まとめ
ここまで、「寄らば大樹の陰」という言葉に関連して、以下のようなことを説明しました。
- 「寄らば大樹の陰」とは、勢力のある人、大きな組織に頼るほうがよい、という意味
- かつては、大きなことはいいことだったが、これからの時代は、違う
- 規模が大きいことの弊害が、目立つ時代に変わる
- これからは、個人や小規模企業が輝く時代
- 個人や小規模企業のほうが、小回りが利く
- 消費者ニーズに合ったモノやサービスを提供できる
- 資金調達方法も多様化し、小規模企業の資本ニーズに対応できる時代になる
時代の変化に合わせて考え方を切り替えていくことで、新しい時代を楽しく生きることができます。
かつての常識であった「寄らば大樹の陰」を手放して、新しい時代を生きていきましょう。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました!
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