「手塩にかけて育てた子供に、親が味わった苦労は味わわせたくない」

この言葉は、親の優しさを伝えているようで、実は親自身の隠れた意図を表現しています。

どうも!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。

でもって、ファンキー癒し音楽のルーク野村です。

「親が味わった苦労は、子供に味わわせたくない」

このフレーズに対して、前から違和感がありました。

この違和感の原因を探ったところ、親の3つの想いがあることが分かりました。この親の想い(意図)に違和感があるようです。

ということで、「親が味わった苦労を子供に味わわせない」に抱いた違和感について、説明します。

1)苦労自慢

親の1つ目の想い。それは、苦労を自慢したい想いです。

こういうフレーズを言ってしまう親は「自分は、苦労したんだ!」と言いたいのでしょう。

そして、自分の苦労を周囲に認めさせたいのでしょう。

そうでなければ「親が味わった苦労」という言葉自体がでてこないです。

自分の苦労を、自慢したいのでしょうね。

2)過去の否定

2つ目の想い。それは、自分の過去を否定する想いです。

自分の苦労を子供に味わわせたくない。つまり、自分の過去は味わうに値しないと言っています。

このように、自分の過去の否定を意味します。

きっと、嫌なことが多かったのでしょう。

まぁ、いろいろあったけど、過去は今となっては思い出だ。こんな風に思えたほうが、楽しく生きられます。もう、過去は過ぎ去ったのですから。

自分の過去に、自信が持てないのかもしれません。

3)同情のお願い

3つ目の思い。それば、同情のお願いをしていることです。

「親が味わった苦労は、子供に味わわせたくない」というフレーズを使うひとには、以下の意図が見え隠れします。

  • 私は、過去に苦労したのです!
  • 同情してください!
  • お願いします!

このフレーズに共感する人は、苦労すれば無条件で素晴らしいという共通の意識(常識)を持っているのでしょう。

一方で、私は「苦労は素晴らしい」という意識を手放してきました。

ですので、苦労自慢するひとや、それに共感する人も含めて、私は違和感を覚えたのでしょう。

苦労を美徳とし苦労に同情するのは、さらなる苦労を背負いこむので、やめたほうがいいです。

■ まとめ

「親が味わった苦労は、子供に味わわせたくない」

このフレーズには、以下の想いがあることを説明しました。

  1. 苦労自慢
  2. 過去の否定
  3. 同情のお願い

私は、苦労が美徳という価値観を、時間をかけて手放してきました。私が握りしめていた「苦労が美徳」という価値観を思い出し、違和感を抱いたのでしょう。

いまが幸せ。過去も幸せ。だから、これからもずっと幸せ。

こう思えるほうが、人生は楽しいです。

人生は楽しいほうが、いいですよね。最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

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