歌う時の姿勢に、注意していますか?体格や骨格に合う姿勢を模索しましょう。
どうも!トランペット、サックスなど派手な音を使ったを使った「ファンキー」な音楽。新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。
そんでもって「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。
今回は、歌うときの姿勢ついて書いきます。
歌う時の姿勢に注意すると、歌声が安定し音程やリズムも取りやすくなり、歌がうまくなります。
ですので、歌を一生懸命練習する前に、歌う姿勢を正しくしたほうが効率がよいです。
では、歌う姿勢をよくしよう!と思い立ったとしても、どうすればいいか分からない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、私の経験から、正しい姿勢を2つ、イラスト入りで紹介します。自分に向いていると思う姿勢を、選んで実践してみましょう。
■ 一般的な正しい姿勢
まず、一般的な正しい姿勢を紹介します。広く一般によいとされている姿勢なので、多くのひとにとって、歌いやすくなる効果があります。
正しい姿勢のポイントは、以下です。
- 目はまっすぐ前をみる
- まっすぐ立って、背筋を伸ばす
- 胸を張って、顎をひく
- 足は肩幅に開く
- 腰骨のうえに背骨をのせて、その上に頭(頭蓋骨)があるイメージ
- バランスよく立つ。少し前に重心をおく
(両足の親指と人差し指の間の付け根で立つイメージ)
・目はまっすぐ前を見る
上記のポイントで「目はまっすぐ前を見る」を挙げました。
これは、意外に難しいです。少し上や下を、向いてしまうことがあります。
まっすぐ前を見る簡単な方法は、鏡の前に立って鏡に映る自分の目を見る方法です。こうすれば、確実にまっすぐ前を見ることができます。
自宅であれば、洗面所の鏡の前などで歌う練習をしてみましょう。
スタジオで歌う機会があれば、スタジオには鏡があることが多いです。鏡で自分の目を見ながら歌うのが効果的です。
・腰骨のうえに背骨をのせて
「腰骨のうえに背骨をのせて、その上に頭(頭蓋骨)があるイメージ」というポイントも挙げました。背骨を意識すると、正しい姿勢を維持しやすいです。
背骨の上に背骨を1つづつ乗せて積み上げていき、その上に頭蓋骨を乗せるイメージ。
こうすると、力まずに背筋が伸びて正しい姿勢が維持できます。
■ もう一つの正しい姿勢
上記で、1つ目の正しい姿勢を紹介しました。この姿勢は一般的に正しい姿勢だし、合唱や声楽で歌を専門にしている人は、たいていこの姿勢をしています。
ただ、この姿勢が合わないひともいるでしょう。クラシックじゃないんだから自由なポーズで歌いたい!というひともいるでしょう。
そんなあなたに、ポップスやロックで広く採用されている姿勢を紹介します。
それは、以下のような姿勢。
- 膝を曲げて腰を起点に、前に体を倒す
- 決して背筋は曲げず、背筋は伸ばす
- 顎をすこしあげる(顎を引かない)
- 腕を前にだらんとたらす
ゴリラみたいなポーズになるので、私は勝手に「ゴリラポーズ」と名付けています。
・ゴリラポーズのメリット
この姿勢のよいところは、以下です。
- 顎が前にでるので、のどがひらきやすい。
→声が出やすい。 - 鼻腔で声を響かせるにあたり、鼻腔に声を届けやすい。
→声を響かせるのが簡単。
・ゴリラポーズのコツ
「決して背筋は曲げず、背筋は伸ばす」というポイントを挙げました。
イラストで説明すると、以下のように背筋を伸ばしたまま上半身を前に倒します。背骨を曲げ背中を丸めた猫背にしないようにしましょう。
猫背になると肺を圧迫してしまい、歌いにくくなってしまいます。
また、実際問題としてゴリラみたいなポーズそのままでステージで歌うのは、あまり格好良いものではありません。
ですので、ゴリラポーズの姿勢を意識し、以下の工夫をすると見栄えがよいです。
- 少し前かがみっぽく歌う(マイクスタンドがあれば、もたれかかってもよいです)
- 左右どちらかのヒザを前に出す(両足をそろえると、ゴリラっぽいので)
■ 自分に合う姿勢を選ぼう
「ゴリラポーズ」は、声が出しやすく響かせやすいと説明したので、優れた姿勢ように見えます。
ただ、声の出しやすさ、鼻腔の響かせやすさは、個々人の骨格や体のつくりに依存します。
「ゴリラポーズ」が、一概に声が出しやすく響かせやすい、とも言えないです。
歌うということは、体が楽器ということ。
であれば、楽器である体に合った歌う姿勢を探し求める必要があります。
今回紹介した2通りの歌い方を試してみて、あなたに合う歌い方であれば、採用してみてはいかがでしょうか。
■ まとめ
歌うにあたっては、体は楽器。楽器を響かせて上手く歌うためには、自分の体に合った歌う姿勢を見つけて会得する必要があります。
上手く歌うために効果的な姿勢を2つ紹介しました。
一般的な姿勢を試したことがないひとは、いちど試してみましょう。
新たな姿勢を学習したいひとは、もうひとつのほう(ゴリラポーズ)を試してみましょう。
まずは、自分の体に合うか試してみましょう。試さないことには、何も始まりませんから。
自分に合った姿勢が見つかって、上手く歌えるようになるといいですね。最後まで読んでくれて、ありがとうございました!
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