想いを込めて歌うけど、感情を込めて歌うかは別問題。

こんにちは!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」歌詞、でもって「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。

感情を豊かに表現して歌うと、聴いてくれる人に歌や歌詞が伝わる。

でも、感情を込め過ぎな歌いかたでは、歌や歌詞が、かえって伝わらない。暑苦しいなぁ、という歌いかたでは、普通に歌ったほうがいいと感じてしまう。

そんなことを考えていたある時、ボイトレの先生から、ちゃんと歌うと結果として伝わるという話を聞いて、なるほど、と思ったんだよね。

ちゃんと歌えば、歌に込めた思いや歌詞の内容が伝わる。このほうが合理的。

ということで、今回は、ちゃんと歌って情感豊かに歌うことについて、書いてみよう。

■ 感情を込めて!

この話題に関連して、過去の会ったボイトレの先生との会話を紹介しよう。

ある時期、俺はボイトレの先生を探して、いろんな先生と話をした。そのなかのひとりの先生が、感情の込め方を一生懸命教えてくれた。

「もっと感情を込めて!」

「エモーショナルに!感情豊かに!」

など、熱く教えてくれた。演劇出身の先生だったので、演劇ではこう、とかの補足もしてもらい、感情の込め方を力説してくれた。

でも、俺には、よく理解できなかったんだよね。正直なところ。

俺としては、感情を込めている。その状態で、もっと感情を!エモーショナルに!と言われても、具体的に何をすればいいのか、よくわからない。

すごくいい人で、情熱的に教えてくれた。

でも、結局どうすれば感情を表現できるかは、分からなかった。それ以来、この先生とは会っていない。

■ ちゃんと歌おう

同じころ、別のボイトレの先生にも教わっていた。

その先生は理論的で、こうしたら、ああなる、結果こうなる、ということを常に説明してくれていた。

この先生が、あるとき歌に想いを乗せる方法を教えてくれた。

端的にいうと、以下のような方法。

  • ちゃんと歌う
  • 感情が歌に乗る素地ができる
  • そこに、想いを乗せる
  • 結果、聴く人に想いが伝わる

■ ある意味、淡々と

具体的にいうと、以下のようなことを、丁寧に実践すること。

  • 音程正しく
  • リズム正しく
  • フレーズで歌う
  • 朗読のように歌う
  • 強弱をつける
  • 大事な言葉を強調する

このような基礎的なことを、丁寧に練習する。

歌・歌詞を丁寧に歌えば、ちゃんと伝わる。結果として、想いが聴く人に伝わる。感情とは関係ない。

感情を込めて歌うより、ちゃんと歌えば、結果として想いが伝わる、ということ。

そういう意味では、淡々と歌う、ともいえる。

■ 想いを乗せる

淡々と、という説明をしたけど、ぶっきらぼうに機械的に、という意味ではない。

上記のようなテクニックを使って歌えば、伝わる素地ができるということ。

そのうえで、歌に想いを乗せる。

想いは言葉に乗り、歌に乗るからね。歌は音波であって、音波に想いを乗せることができる。乗せた想いが聴く人と共鳴する。

共鳴すると、聴く人の心に響く。

歌に想いを乗せよう。

想いを乗せる素地を、つくる。

そのうえで共鳴すれば、聴く人の心に響く。

■ まとめ

感情を込めるよりも、歌うテクニックを磨いて、伝える素地を作ろう。素地ができたうえで、想いを乗せて、心を込めて歌おう。

こんな考え方を、紹介した。

このやり方を実践するようになり、感情を込めるという曖昧なテクニックを追及しなくなった。曖昧なテクニックを追及しても、身についたのかよくわからないから。

歌をちゃんと歌って、心を込めて、想いを乗せて、歌おう。最後まで、読んでくれてありがとう!

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