腹式呼吸で演奏する管楽器。音大の管楽器科のテストの問題って、知っている？
どうも！トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「歌詞」。
でもって、ファンキー癒し音楽のルーク野村です。
歌うときに腹式呼吸ができたほうがいい、と理解している人は多いけど、明確に腹式呼吸の効果・メリットを説明できない人も多いのではないかな。
今回は、腹式呼吸の効果・メリットをちゃんと理解して、腹式呼吸を習得するキッカケになるような記事を書こうと思う。
■ 腹式呼吸の最大の効果
腹式呼吸の最大の効果・メリットは、息が安定して長く続くこと。
ちょっと話がそれるけど、前に俺がトロンボーンを吹いていた時に聞いた、噂話を紹介するね。
ある音大のトロンボーン科の1年生の前期試験、つまり、大学に入って最初の試験問題を聞いた。
それは、上から垂らした新聞紙に息を吹きかけて、30秒持ち上げるというもの。
音大の狭き門をくぐり抜けたトロンボーンの秀才たちに、楽器も使わずこのような試験を課すとはどんなもんか、と思ったね。
同時に、30秒間一定の息を吐き続けることができないようでは、トロンボーンプレイヤーとして失格なのかもしれない、とも思った。
まぁ、この話は噂で聞いただけなので、都市伝説のような嘘かもしれないけど。
どんなに体を鍛えて肺活量があっても、胸から息を出す胸式呼吸では、30秒間続けて安定した息をだすことはできない。
安定した息を長く出すには、腹式呼吸を習得しないと無理。
腹式呼吸ができるようになると、長く安定した息が出せるようになるので、軽やかに歌うことができ、歌うことの基礎ができあがる、といえる。
■ お腹で支えられる
二つ目の腹式呼吸で歌うことによる効果・メリットを紹介すると、息をお腹（腹筋）で支えられるようになり、音程が安定すること。
たとえば、ロングトーン（長い音）で歌う時に、音の出し始めから出し終わりにかけて、音程が下がってしまう人は、意外に多い。
普通にカラオケで歌を聴いていると、たいていの人は、長い音の後半は音程が下がっている。
意識して音程を維持しようとしないと、下がってしまう。
でも、意識するといっても、具体的に何をどうすりゃいいかわからんよね。
腹式呼吸で歌うと、お腹で息を支えることができる。お腹で息をささえることで、音程を一定に保つことができるようになる。
■ 声量アップ効果
さらなる腹式呼吸で歌う効果・メリットは、声量がアップすること。
腹式呼吸をせずに喉で声を出すと、喉の筋肉を使い声帯を酷使するので喉に負担がかかる。
あんまり声帯を酷使すると、傷つくこともあるようだ。気を付けないと。
一方で、腹式呼吸で発声すると、お腹を使って横隔膜を上下させて呼吸＝息の量を調整でき、喉や声帯を酷使しないで済む。
言い方を変えると、腹式呼吸で声のボリュームを調整することができると、喉や声帯に過度な負担をかけず声量ある声が出せる、ということ。
■ その他 効果と思われること
ネットで調べると、上記に挙げた効果以外に、以下のような腹式呼吸の効果・メリットがある、と言われている。
- 感情表現ができるようになる
- 長時間歌っても喉が疲れない
- 高い音が、無理なく出ている
これらの効果は、上記で説明した効果と関連するけど、腹式呼吸の直接の効果というよりは、腹式呼吸で歌うことによる二次的な効果のように思う。
俺には、腹式呼吸とは、直接関係ない効果のように感じる。
まぁ、さっきも言ったけど、腹式呼吸ができると歌う時の基礎が出来上がるので、上に挙げた効果は、実感できると思う。
■ まとめ
腹式呼吸の効果を、具体例も交えながら、いくつか紹介した。
最大の効果・メリットは、息が安定して長く続くこと。 これが、歌う基礎ともいえる。
また、歌の音程が安定する、声量がアップする、などの効果も紹介した。
歌い方に様々な個性があっていいと思うけど、上手く歌いたい、と思うなら、腹式呼吸を習得して、軽やかに、声量ある声で、安定した音程で歌いたいよね。
最後まで読んでくれて、ありがとう！
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