作詞:天佑/ルーク野村
作曲:ルーク野村

【 歌 詞 】

(1番)

ぼくらは「正しくありたい」あまり、
あらゆる手を使い「悪」を仕立てる。

その材料は 観念・妄想・視野狭窄。
都合の良い 解釈とドラマを創る。

ぶち壊そう、観念・妄想・視野狭窄。
思い出そう、ぼくらの内なる「平安」と「力」。

目を覚まそう。
目を覚まそう。
目を醒まそう。

僕たちは やすらぎの戦士

(2番)

ぼくらは 正しく ありたいあまり
あらゆる 手を使い 「善」たろうとする

その材料は 道徳 常識 他人の評価
見栄えの良い、ドレスでその身を飾るのさ

ぶち壊そう
道徳 常識 他人の評価

思い出そう
全能無限の 素(ス)の生命(いのち)の姿

目を覚まそう
目を覚まそう
目を醒まそう

僕たちは 生命(いのち)のひかり

■「覚醒」のできるまで

ルーク野村の第5弾シングル「覚醒」。完成まで、ずいぶん、時間がかかったなぁ。

覚醒のリリース日は、2017年9月17日なんだけど、まず、歌詞を天佑につくってもらったのが1年半まえくらいかな。たしか2016年はじめくらいんだったと思う。

そのあと、曲をつけるまでは、結構、順調だったんだよね。

で、2016年5月GWに、ほぼ曲が出来上がったところで、録音機材が故障しちゃって。キーボードのソロを入れるところで、止まってしまった。。

その後、ちょっとした調整をかさね、2017年のGWにようやく石井元彦のキーボードソロを入れた。

2017年6月にはリリースしようとおもったのだが、なにかと忙殺されてしまった。なかなか、最終リリースまで漕ぎ着けるのは、常にいくつかチャレンジがあるね。

チャレンジを乗り越え、ようやく、リリースできた。皆様のご協力に感謝!だ。

天佑が作ってくれた歌詞は、上に紹介したとおり。でも、ちょっと難解な歌詞なので、俺なりに解説するね。

■ 正しくありたい

正しいと思われたい、という気持ちは、誰にでもある。

じゃあ、正しいって、どういう状態?

正しい状態の定義をよくよく見てみると、悪があって正がありうる、という理屈がありがちな理論構成。この場合、悪を定義して、悪でない状態が正しい、とする。

つまり、正しくあるために、対局の悪を仕立てる。

でもさ、絶対に悪と言い切れる事象って、あるのかな。

■ 孤食は悪という決めつけ

例えば、先日、孤食はいけない、特に子供が一人で食事する状態はかわいそうだ、という話を聞いた。

孤食は悪、家族ととる食事が正しいという意見に、多くの人が賛同している。

一方で、バリ島では作り置きの食事を一人で食べるのが通例という話を聞いたことがある。バリ島の人にとっては、孤食は問題でも悪でもない。

孤食を悪と決めつける人は、自分が一人で食事するときに自分が勝手に感じた劣等感に基づいて悪を作り出して、自分が正しいと思い込んでいる。

■ 正しいと思われたい願望

正しいと思われたい理由を、よくよく見てみよう。

すると、他人に良く見られたいという承認欲求や、正しいという思いを共有して他人と仲間になりたいという群居衝動(群れに加わりたい衝動)が、正しいと思われたい理由であることがわかる。

別の言葉でひらたくいうと、チヤホヤされたい、仲間になってもらいたい、という気持ちゆえに、正しいと思われたいということ。

で、具体的な行動として何をするかというと、自分の固定観念や自分勝手な妄想を材料にして「これは悪だ!」と決めつける。

しかも、自分の信念とか純粋な思いとか関係なく、世間にウケるような、多くの人が受け入れてくれそうな悪を仕立てる。

他人の顔色を伺いながら。顔色伺ったほうが効率いいから。他人に認められやすいので。

上手に仕立てた悪を糾弾し、自分が正しくある状態をつくりだす。

こんな手法は、視野が狭く、バランス悪い。偏っているというのかな。

正しくありたいために悪を仕立てる。仕立てる材料は、固定観念、自分勝手な妄想、そして、視野狭窄。

■ 悪を仕立てて強化する

固定観念、妄想、視野狭窄を材料にして悪を仕立てる。仕立てた悪を使って自分が正しくある状態を強化するために、悪が悪であることを強化しようとする。

強化するために自分勝手な解釈やドラマをつくりだす。捏造する。

例えば、前に例に出した、孤食は悪、よって家族と一緒に食事をとるのが正しい、という場合。以下のような主張をする人がいる。

  • 食卓はコミュニケーションの場であり、子どもが食経験を広げる場
  • 「孤食」が増えることで、食や命の大切さを知る機会が減る

何も根拠ない。感覚に基づく扇情的で断定的な物言い。

  • 家族がそろっていれば、それだけコミュニケ-ションが多くとれる。
  • 食事の楽しみとは、ただ皿の上にのっている料理だけでなく、あたたかい人間関係によって成り立っている。

これに至っては、家族が嫌いなひとを考慮していない。家族の仲がわるければ、孤食の方が快適。

俺は、孤食を推奨も否定もしない。ひとそれぞれで、いいじゃん。

にもかかわらず、孤食イコール悪、という固定観念、妄想に基づく意見に自分勝手な解釈とドラマを付け加える。

認めて!同意して!ちやほやして!という願望を持つのは構わないけど、いちいち悪を仕立てて正しさを語る姿は、何だか寂しいね。

■ わざわざ正しく見せる

やっぱさ、観念や妄想にとらわれた視野狭窄な状態って、カッコ悪い。

俺は嫌い。

わざわざ自分を正しく見せなくても、人間の本当の姿、人間の本質って、本来は平安なんだよね。実は。ひらたくいうと、幸せなのよ。

で、本質から離れると、平安や幸せから離れるので不安になる。

不安を抑え込むために、正しくありたいと思考し始める。正しい!って周囲に認められると、不安が抑えられるような気になるから。そんで、正を証明するために悪を仕立てる。

でも、もう、悪を仕立てて正しくあろうとするの、やめようよ。

ぶっ壊しちゃわない?固定観念、妄想、視野狭窄。ぶっ壊しちゃえば、本来の自分、平安で幸せな自分に還ることが出来る。

元々、自分の内にある、平安と本来の自分のチカラを思い出そう。

本質にある平安、本質にあるチカラ。これらに基づく安心感。

対して、悪を仕立て正しいと認められるときに感じる、つかの間の安心感。

どっちがいいかな。俺は本質の方がいいね。

■ 目を覚まそう=覚醒

本質のほうがいい、と、気づく。目を覚ます。そろそろ、目が醒めている人が増える時代なんじゃないかな。

本質の自分に、気づく。目を覚ます、つまり、覚醒。

こんな思いで作った曲が、ルーク野村の第5弾シングル「覚醒」

こちらのページから、「覚醒」をきくことが出来るので、ぜひ、聴いてみて!

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5th Single – 覚醒 | 販売サイトへのリンクがあります

4th Single – Give and forget

1st Single – 永遠の29歳

ルーク野村 MVのご紹介

ルーク野村のMV(Music Video)「30年前のあなたに」が完成しました!

好きだったけど、好きと言えなかった。こんなほろ苦い思い出はありませんか?

いまさら、どうにもならない。でも、もう一度逢って好きだった!と言いたい。

こんな想いを持つ、あなたへの曲。 ルーク野村オリジナル曲「30年前のあなたに」。ルーク野村初!のMVです。

ぜひ一度、ご覧ください。