休符は、のんびりお休み?そうではなくて、歌や演奏の良しあしを決定する要素。
こんにちは!トランペット、サックスを使った派手な出音が「ファンキー」。新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。でもって「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。
でもって、「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。
休符って、単なるお休みではない。重要な演奏記号。
でも、どう意識してよいかというと、あいまいな理解の人が多いと思う。
休符を意識すると、歌や演奏が引き締まる。特に、歌の場合はフレーズで歌えるようになり、歌詞が伝わりやすくなる。
ということで、休符の意味するところについて、書いてみようと思う。
■ 休符は休憩でない|ブレスしない
カラオケなどで歌う機会は、多くのひとにあると思う。こういう機会に、あなたは休符をどう扱いますか?
- 休符は休み=休憩
- 休符の箇所でブレス(息継ぎ)する
これらの理解は、あながち間違いではない。
でも、状況によっては、休まずブレスもしない。これが正しい場合もある。
具体的にいうと、歌でフレーズになっていて、歌詞をつなげて歌う場合、途中に休符があっても休符の分だけは、声(音)は出さないけど、つなげるように歌う必要がある
たとえばSMAPの「青いイナズマ」を例にとると、以下の赤マルの箇所はフレーズの途中なので、休符があってもブレスしない。フレーズの途中なので休憩ではなく、全体のフレーズの一部で無音箇所がある、という理解が正しい。
フレーズで歌うなら、休符があるから休み、息継ぎするという歌い方は、避けよう。
■ 拍頭を揃えるために
また、リズムよく歌うためには、拍頭を揃える必要がある。
そのためにも、休符の意識は大切。
拍頭を揃えられない主な原因は、揃えて出す音のアタマを正しく出せないため。
弱め・遅めに入ってしまうと、拍頭でリズムに乗せて歌えない。弱め・遅めを避けるためには、今回の話題の休符を意識しよう。
たとえば、2拍休んで3拍目のアタマに入る場合、2拍の四分休符はきちんとリズムを意識しよう。
こんな場合、「2拍休む」でというよりは「2拍無音を演奏する」という理解が正しい。
休符を演奏するという理解をすることで、拍頭を正しく揃えることができる。
■ 休符を演奏する/差し込む
休符は、お休み=息抜きではない。息継ぎ(ブレス)のための休憩ではない。
音を出さない間(ま)を取る「休符を演奏する」を意識しよう。
たとえば、四分音符で「ド」と一拍分の長さを演奏する。それと同様に、四分休符があれば一拍分の音を出さない間(ま)を取る。
ちゃんと休符を入れることにより、歌や演奏が引き締まる。
休符を差し込む。こういう言い方も聞いたことがある。
- 休符を演奏する
- 休符を差し込む
- 休符はおやすみ、息抜きではない
- むしろ、立派な演奏記号。
こういう意識をしてみよう。きっと、歌や演奏が引き締まるから。
■ まとめ
ここまで、以下のようなことを説明してきた。
- 休符は、お休み=休憩であり、息継ぎ(ブレス)のためにある、という考え方は避けたほうがいい
- 拍頭を揃えてリズムよく歌うためには、休符を意識する、休符を演奏する考え方が重要
- 休符を演奏し、休符を差し込むようにすると演奏が引き締まる
休符をいい加減に考えず、重要な演奏記号としてとらえていこう。そうすると、あなたの歌や演奏に、好影響を与えてくれるので。
休符の意味を味わえると、いいよね。最後まで読んでくれて、ありがとう!
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