天使は存在すると思う?
どうも!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。
でもって、「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。

天使は存在するか。あなたは、どう思う?
ずばり、俺は、天使は実在すると思っている。ある白杖の男性に会ってから。今回の記事は、ラーメン屋さんで白杖の男性と出会った話。
■ ラーメン屋での話
よく行くラーメン屋での話。
俺がラーメンを食べていると、一人の初老の男性が入店した。
そのひとは、白杖をついていた。目が不自由なかたのようだ。
何度か来店しているようで、店のひとがガイドしながら席にすわり、注文をした。その後、ラーメンを食べて、支払いをし、店を出た。
そのひとが店をでて、店の扉が閉まった後しばらくして、店のマスターが俺に話かけてきた。
■ 自暴自棄になると、来るひと
「あのひと、見たことある?」と、マスター。
「いや、初めてだな」と、俺。
「あのひとね、俺が店で嫌なことがあると、来るのよ。」
「へぇ。。どういうこと?」
「店で嫌な客が来たり、お客さんが来なくて困るとことかあるじゃん。」
「そうだねぇ。」
「そんなとき『やってらんねー』と自暴自棄になっていると、あのひと来るのよ。」
「そうなんだ。」
「ああ、つまんねぇことで悩んでたなって、白杖ついたあのひとを見ると、思えるんだよね。」
■ 忽然と消える
この会話に、店のおかみさん(マスターの奥さん)が加わる。
「でさぁ、前にあのひとが来た時に、忘れ物したんだよね。」と、おかみさん。
「そんなこと、あったんだ。」と、俺。
「あのひとが店を出て、すぐに忘れ物に気づいてさ。そんで、困ってるだろうから、店の外に出て、声かけようと思ったわけ。」
「ふんふん、それで?」
「そしたらさ、あのひと居ないのよ!どこにも。ほんの数秒後だよ。白杖ついたひとが、急いでいても走ってどっか行けないじゃん。」
「そうだよねぇ。」
「いや、不思議でさぁ。忽然と消えた、って感じ。」
■ あのひとは、天使
それからしばらく、マスターとおかみさんと俺で、あのひとの話をした。
マスターの結論は、こうだ。
「あのひとは、天使なんだよ。俺が自暴自棄になると、ふっと現れて、元気を俺にくれて、まっとうな道にもどしてくれるんだ。」
なるほど、と、俺は思った。
よくある天使の絵柄とは、ちょっと遠い外見(失礼!)の初老の男性だったけど、あのひとは、たしかに天使なのかもしれないな、と俺は思った。

ラーメン屋でのお話しは、ここまで。
■ あなたの周りに天使はいる
あなたの身の回りにも、実は、天使はいるのかもしれない。
- たまたま入った店で、気持ちよく接客してくれた店員さん。
- 旅先で道に迷ったときに、道順を教えてくれた見知らぬオジサン。
- 緊張して初めて出勤した職場で、やさしく話かけてくれた掃除のオバサン。
こんなひとは、実は天使なんだと思う。もう、二度と会うことはないかもしれないけど、ふっと現れては、助けてくれる。
- たまにしか会わないけど、会うたびに楽しい話題を提供してくれる友だち。
- 帰省するたびに話しかけてくれる、実家の近所の知り合い。
- 数年に一回しかあわないけど、困ったらいつでもメールで相談に乗ってくれる、かつての同僚。
こんなひとも、天使だったりして。そのひと、実在しません、みたいな。
天使に囲まれ、守られて生きている。
こんな風に思えると、ちょっと得した気分だよね。
で、実際のところ天使に守ってもらっていると、俺は思っている。あの白杖のひとに会ってから。
最後まで読んでくれて、ありがとう!
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