本を読むと、馬鹿になる?

どうも!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。

でもって、「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。

本を読むのはいいことだ、と多くのひとがいう。学校でも、そう教える。でも、本を読むと馬鹿になるリスクが高いんだよね、実は。

読書は悪!というわけではないが、馬鹿になるデメリットがあることは念頭において、読書しよう。

特に、自分への信頼を失う読書となってしまわないよう、気をつけたほうがいい。ということで、今回は、本を読むメリットとデメリット、デメリットへの対応について説明するね。

■ 本を読むメリット

本を読むメリットは、 たくさんある。

  • 知識、教養が身につく
  • 他人の貴重な経験が、追体験できる
  • 語彙が豊富になり、文章作成力が向上する
  • コミュニケーション能力が高くなる
  • 仕事に好影響を与える

他にも挙げればきりがない。ここで俺が多くを語るまでもないくらい、本を読むメリットは、ある。

本を読むメリットは多い

ただ、本を読むことの副作用というか、デメリットも、ある。

■ 本を読むデメリット – 馬鹿になる

では、ここで本を読むデメリットを考えてみよう。端的に言うと、実は、本を読むと馬鹿になる。

ドイツの哲学者ショーペンハウエルは「本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない」と喝破した。

では、どうして馬鹿になるか、具体的に見ていこう。

その1.思考の枠組みにはまる

本を読むデメリット- 馬鹿になる理由の一つは、本に書いてある思考の枠組みにはまるから。

本の筆者は、自分の経験や考えを本にアウトプットする。そのアウトプットを読めば、 一時的とはいえ、筆者の思考の枠組み・考え方にはまる。

他人である本の筆者の思考の枠組み・考え方にはまるとは、つまり、他人の考え方に従属するということ。

また、思考の枠組みにはまると、多くの場合、はまった枠組み以外を否定するようになる。

世の中には多種多様な考え方や思考の枠組み・考え方がある。なのに、自分が読んだ本の考え方を肯定し、以外の考え方を否定してかかってしまいがち。

本の考え方に囚われると。。

これでは、思考の柔軟性を失った思考停止の状態、といえる。

読んだ本の思考の枠組み・考え方にとらわれると、本を読んでも逆効果 – 馬鹿になるリスクが高い。

その2.自分で考えなくなる

さらにいうと、本を読むと自分で考えなくなる

上記で紹介したように、本を読んで筆者の考え方に盲従すると、自分で考えなくなる。自分以外の誰か=他人の意見に従うことが、癖になる。

他人の考え方に従うことがあたりまえになると、自分で考えないのが当然となる

他人に従う思考停止

さらに進むと、自分で考えてしまうと、自分が盲信する本の筆者の考え方と異なる思考となってしまう。すると、自分で考えること自体が「悪」になってしまう

本を読む副次効果として、自分で考えなくなる可能性がある。

その3.自分への信頼を失う

そして、自分で考えなくなると、自分への信頼を失う。

本の考え方に従うのが当然で自分で考えるのは悪だ、という思考回路に陥ると、自分で考えられなくなる。

すると、自分への信頼を失ってしまう。

どうせ、自分が考えることなんて、くだらない。

自分への信頼を失う

こんな風に思ってしまっては、自分を信じて自分で考えられない。

このように、本を読むと自分への信頼を失いかねない

その4.周囲を罵倒する

自分への信頼を失ってしまうと、本の思考に完全に盲従してしまう

すると、自己の周囲の人が本の思考にが合致しないと、罵倒するようになる。

世の中には、多種多様な考え方がある。異なる考えを持つ人が居るのは当然のこと。

ただ、自分で考えず、他人が書いた本の考え方に盲従してしまうと、自分が思考停止しているので、本の考え方に従わない人が周囲にいると、本の考え方に合わせるよう強く要請してしまう。

意見が合わないと怒る

そして、その要請は妥協を許さない。なぜなら、妥協して考え方を折り合わせることは、自分が盲従している本の思考に合わず、悪と決めつけているから。

このように、自分の周囲に考えが合わないひとがいると、罵倒してでも考えを改めさせようと強く要請するようになる

■ デメリットへの対策

ここまで、本を読むことによるデメリットを挙げてきた。

デメリットへの対策を、以下に紹介しますね。

対策1.本をあんまり読まない

本を、あんまり読まないようにしよう。特に、振り返りのない多読は、お勧めしない。

そもそも、本というのは、出版された瞬間に時代遅れとなる。時代遅れとなる理由は、以下の通り。

  • 今の時代は、世の中がいままで以上に速いスピードで変化している
  • 半年や一年経過すると、以前に当たり前だったことが変化してしまう
  • 一方で、本は原稿を書いてから書店に置かれるまでタイムラグがある
  • このタイムラグの間に、本の内容が陳腐化し時代遅れとなるリスクが高い

特に、ビジネスのノウハウ本や知識習得系の本の多読は、やめたほうがいい。陳腐化したノウハウや知識を一方的・盲目的に吸収するようでは、本を読むだけ時間の無駄といえる。

多読は要注意

今の時代は、かつてのように変化が遅い時代ではないので、多読により知識をため込む効果が薄くなった。むしろ、旧い知識に縛られてしまうと、新しい考え方を吸収できない。

盲目的な多読は、控えたほうがいい。

対策2.飲み込まれない

次の対策は、筆者の考えに飲み込まれないようにすること。

本を読んで共感したとしても、一度距離を置いて「ああ、こんな考えもあるのね」と、受け流すくらいがちょうどいい。

同時に、批判的な態度はやめたほうがいい。

筆者の思考に飲み込まれるまい!と力がはいると、本の筆者に理屈で勝つことが目的となってしまう。

すると、筆者の理論の粗探しに思考が向いてしまい。思考がブレる。

筆者を論破しても価値がない

本の筆者を論破することに、何も得られるものは、ない。本の筆者との知識くらべ、理論構築ゲームの巧拙で勝負しても、意味がない。

本の筆者の意見に飲み込まれず、客観的に考えを理解するにとどめるのがよい。

対策3.自分で考え、解釈する

本を読んでなんらかを自分にインプットしたら、自分で考え、解釈するのがよい。

自分だったら、どうするか。

本の筆者の考えは、偏っていないか。あれこれ意見を並べてバランスがよすぎるなら、中庸をとった無難な意見なのではないか。

こんなふうに自分で考えることで、本の内容に飲まれることなく、自分で考える余地が生まれる。

もちろん、自分がほとんど経験したことがない領域の第一人者の本を読むような機会があれば、自分で考えても効果が薄い。

とにかく、第一人者の言説を信じて突き進むほうが、よい局面もある。

ただ、ここで俺が自分で考えることを勧める理由は、いままでの自分の人生を信頼して、自分なりに解釈する癖をつける必要があるから。

自分で考えよう

自分の経験が浅く、今後深めていく領域などの例外を除いて、自分で考えるようにしよう。

いままでの自分の知識・経験を信頼しよう。

■ まとめ

ここまでに、本を読むデメリットとして以下を紹介した。

  • 思考の枠組みにはまる
  • 自分で考えなくなる
  • 自分への信頼を失う
  • 周囲を罵倒する

本を読むデメリットへの対策として、以下を説明した。

  1. 本をあんまり読まない | 振り返りのない多読を避ける
  2. 本の内容に飲み込まれないようにする
  3. 自分で考え、解釈するよう心がける

全ての本が害悪だ!とまで決めつけるつもりはないが、読書にはデメリットがあり、状況によっては、意外に深刻な悪影響を及ぼしかねない。

自分への信頼を失うような読書となってしまわないよう、気をつけよう。

自分を信頼して、本を読めるとよいよね。最後まで読んでくれて、ありがとう!

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