頑張るは、我を張る - わがままで、聴く耳持たず。
どうも!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「歌詞」。
でもって、ファンキー癒し音楽のルーク野村です。

今回は、頑張るという言葉について書いてみようと思う。
頑張る、頑張っている、という言葉を聞いて、あなたはどんな風にうけとめる?いいひとだな、前向きなひとだな、という好印象をうけるひとは多いだろう。
ただ、俺は、あんまりよい印象を持たない。むしろ、なんで頑張ってます、とか言っちゃうかな、と思う。
なにかに夢中になる、熱中する、思い切りやる、というのは素晴らしい。でも、そういう状態を「頑張っている」という言葉で表現するのがイマイチだよね。選ぶ言葉の問題ともいえる。
そんなことを思っているときに、「頑張る」を「工夫する」に置き換えることを思いついた。そのほうが、状態を正しく表現している。
頑張る、ではなく、工夫する。
頑張っている状態を「工夫する」に言い換えることができない状態は、無理がある。無理をしたら、言葉の定義のとおり、疲れちゃう。
ということで、頑張るという言葉の意味、使い方について、説明したいと思う。
■ 頑張るの語源
頑張るという言葉の語源には諸説あるが、俺は「我を張る」が転じて頑張るになったと理解している。
つまり、頑張るというのは、俺が!私が!と自分がやってます!という自己主張をする=我を張る、という語感が残る。もちろん、そんなつもりで頑張るという言葉を使うひとは少ないだろうけど。
でも、俺より年上の人によると、頑張るという言葉はかつては悪い意味で使われていたとのこと。
ひと昔前において「あのひと、頑張っているね」という言い回しは、自己主張強く、自分のことばかり考えて物事を進めるひとのことを表現した。
■ 「頑張る」を別の言葉で
言葉はいきものだし、時代に応じて意味も転じる。ただ、元々あまりよい意味でなかった「頑張る」という言葉は、自分のことばかり考える、無理に物事を進めるという語感が残るんだよね。
であれば、頑張るという状態を別の言葉で置き換えてみよう。
たとえば、頑張るという状態を「工夫する」と言い換えてみよう。そうすると、苦痛や不満はなく、楽しみながら物事を進めている状態を表現できる。
工夫するとは言い換えできず、「努力する」という言葉がふさわしい状態もあるだろう。努力は尊いけど、工夫よりも肩にチカラが入っている。俺は、努力する状態よりは、工夫する状態のほうが好きだな。
工夫する、とも、努力する、とも言い換えできず「苦労する」という言葉がふさわしい状態も「頑張る」という言葉で表現できる。苦労するような頑張り方は、嫌だよね。苦労している状態を、頑張るという曖昧な言葉で表現せず「苦労してます」と正しく表現したほうがいい。
頑張ることに疲れちゃったら、意味ないよ。
どうせ頑張るなら、努力せず、苦労せず、工夫しよう。
■ 頑張らず、工夫しよう
このように、頑張るという言葉は意外に広い意味を持つ言葉だ。また、かつては悪いイメージの言葉であったのに、最近はいい意味でつかわれるようになったので、場合によっては、頑張るという言葉のイメージに誤魔化されてしまう状況もある。
頑張るという言葉に誤魔化されないようにするためにも、頑張るという曖昧な言葉は使わず、工夫するという言葉を使いたい。
工夫ならば、楽しみながら物事を進めることができ、ストレスもない。努力や苦労をともなうような頑張りは、避けたいな。
■ まとめ
頑張るという言葉について、以下のような説明をした。
- 語源からすると悪い意味を持つ。
- 工夫する・努力する・苦労するのような広い意味を持つ。
- 工夫すると言い換えできるような頑張る状態がよい。
頑張るという曖昧な言葉を使わず、工夫するという言葉を意識して使うと、頑張るの意味が明確になる。工夫すると言い換えできないときは、努力する、苦労する、という言葉を使おう。
そうすると、あ、努力してんだな、苦労してんだな、と自分の状態を把握できる。
頑張っている時に、工夫している、と言い換えできなければ、頑張りをやめた方がいい。努力や苦労は、疲れるから長続きしない。工夫といえるようなやり方に変えたほうが、効率がいい。
頑張るのはいいことだけど、工夫と同義の頑張りにしたいよね。最後まで読んでくれて、ありがとう!
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