どうも!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。
でもって、「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。
有名メーカーの薄くて軽いノートパソコンをDTM/DAW向けのパソコンとして検討すると、スペックやパーツ(部品)がイマイチ。ということが多い。
DTM/DAW向けパソコン選定にあたっては、パーツの組み合わせをカスタマイズでき、快適に制作できるBTOパソコンも考慮に入れたい。
この記事では、DTM/DAW向けパソコンに BTOパソコンをオススメする理由を説明しようと思う。
もくじ
■ BTOパソコンとは
BTOとはBuild To Orderの略。受注してから製造する、という意味。端的にいうと「受注生産」ということ。
BTOパソコンは、既成の有名メーカーパソコンより詳細にパーツ構成を選択できる。
たとえば、CPU、メモリ、ハードディスクなどの選択・組み合わせをカスタマイズすることが可能ということ。予算や用途などの希望に応じて選べる。
それに対して、既成の有名メーカーパソコンは、事前に作成したパソコン。端的にいうと、量販店で売っている有名なパソコンのこと。
BTOパソコンは、受注生産なので用途に合わせたカスタマイズが可能だ。
■ BTOパソコンの誤解
BTOパソコン=自作パソコンと思いこんでいる人がいるが、BTOパソコンは自作パソコンではない。
BTOパソコンは、専門メーカーがパソコンを仕立てて売ってくれる。自分でパーツを集めて作る自作パソコンではない。
自作パソコンは、自分で好きなパーツ(部品)を購入しパソコンを組み上げるので、安価で済む場合が多い。ただ、以下のような点に注意したい。
- パソコンに関する充分な知識がないと、組み上げることすら、できない。
- 自分で組み上げるので、最終的にパソコンが動作する保証がない。
- パーツを単品で購入するのて、BTOパソコンメーカーがパーツまとめ買いする価格よりも割高となることが多く、さほど安価で済まない場合がある。
BTOパソコンは、自作パソコンではないので、動作は保証されているし、購入にあたりパソコンに関する高度な知識は不要。
コダワリのパーツがあれば、そのコダワリをBTOパソコンメーカーに伝えれば要望を聞いてくれる。
BTOパソコンは、自作パソコンではないことを理解しよう。
■ DTM/DAWパソコンにブランドは不要
BTOパソコンの意味を確認したところで、DTM/DAWパソコンに話を戻そう。
まず、DTM/DAWパソコンはブランド品である必要はない。中身で選ぼう。
パソコンに何を求めるかは人によって違う。
有名メーカーが宣伝している、薄くて軽くて持ち運びが楽なパソコンを好む人も、いる。
街中のカフェで作業して羨ましがられるブランドが欲しい、という人もいる。
何を求めるかは個人の好みだが、DTM/DAWで楽曲を作るのであれば、中身で選んだほうがよい、というのが俺の持論。
たとえば、薄くて軽くて、を求めると、DTM/DAWの制作で以下のリスクが高まる。
- CPUの排熱性能が低く、CPUの性能を引き出せない
- メモリの拡張性がなく、外部音源を増やすとメモリ不足となる
- USBポートが少なく、インターフェースでの接続が困難
こうなってしまうと、DTM/DAWパソコンとしては失格だ。多少重くて大きくても、円滑に制作できるパソコンを選んだほうがいい。
また、制作にあたって有名一流メーカーのブランド品である必要は、ない。
DTM/DAWパソコンを中身で選ぶのであれば、BTOパソコンがオススメ。音楽制作向けのカスタマイズもでき、比較的安価なのでコストパフォーマンスが良い。
■ 保証はさほど変わりない
有名メーカーの既成品とBTOパソコンとでは、保証面では、さほど変わらない。
パソコン故障のリスク
大手BTOパソコンメーカーでは、製造工程・品質管理工程を確立して大量に市場にパソコンを出荷している。
BTOパソコンと有名メーカーの既製品と比べて、故障が発生する確率はさほど変わらない。
むしろ、有名メーカー品より壊れやすいという風評が立たないよう、BTOメーカーは品質管理には力をいれている。
結果として、あまり壊れることはない。
故障の際の対応
万が一の故障の際でも、自作パソコンではないので、BTOパソコンメーカーの保証を使うことができる。
BTOパソコンメーカーは全国に店舗展開していないので、故障時はBTOパソコンメーカーに送付して修理してもらう手間がかかる。
一方で、有名メーカー品でもも、持ち込み修理してもらえないことが多い。俺の経験では、店頭即日修理を何度か交渉をしたが、故障時は毎回メーカーのサポートセンターに送付となった。修理期間は代替機が必要となった。
結局のところ、有名メーカー品でもBTOパソコンでも、同様に梱包送付して修理となる。
故障修理のサポートレベルは、大差ない。
■ 必要なものを選べる
BTOパソコンは、必要なものを選べるのでDTM/DAWパソコンに適した構成にカスタマイズできる。
中上位機種の場合
中上位機種を有名メーカー品で選ぶと、中途半端になることがある。
具体的いうと、DTM/DAWマシンはメモリ容量がネックになることが多いので、メモリを多く搭載したほうがよい。でも、メーカー品(ブランド品)だと小型軽量をめざして最大8Gメモリのノートパソコンは、少なくない。
8Gで、最初のうちはオッケー。だけど本格的にDTM/DAWで外部音源をつかうようになると、少し心もとない。
このように拡張性がないために、機種選びがうまくいかない場合がある。
最高級品の場合
最高級品を有名メーカー品購入すると、全てが最高級になってしまう。
たとえば、有名メーカー品で最上位機種を選ぶと、ゲームマシンを意識してグラフィックボード(アクセラレーター)がついてくる場合がある。
DTM/DAWではグラフィックボードは不要。ゲームほどに動画処理を同時並行・高速処理する必要はないので。
BTOパソコンならば、グラフィックボードなし、それ以外は最高級品とカスタマイズして購入することができる。
自分のレベルに応じたDTM/DAWパソコンに必要なパーツを用途に応じて選べるので、コストパフォーマンスがよい。
■ 不要なソフトが ない
BTOパソコンでは、必要最低限のソフトしか事前搭載(プレインストール)されない。そのため、不要ソフトが少なく、パフォーマンスが良好となる。
オフィス製品がない
DTM/DAW専用パソコンを検討しているのであれば、Microsoftのオフィス製品(Word/Excel/Power Point等)は不要なので、インストールしなくてよい。
メールのやりとりや文書作成はサブのノートパソコンで作業できれば、DTM/DAWマシンにオフィス製品は不要だ。
オフィス製品をインストールしなければ、ディスクの容量が空く。さらに、DTM/DAWソフトと同時にExcelなどメモリを喰うソフトが同時に立ち上がる可能性がないので、メモリ圧迫による性能劣化リスクを低減できる。
さらに、オフィスを購入しない分、割安になるので、検討に値すると思う。
不要ユーティリティソフトがない
また、有名メーカー品だと、メーカーが提供するユーティリティソフト(○○ユーティリティのようなソフト)がメモリに常駐する。
俺の経験上、ユーティリティソフトを便利に使ったことはない。むしろ、ユーティリティソフトが邪魔で片っ端からシャットダウンしてメモリを解放する。
ユーティリティソフトを有効に使った経験のある人には、有名メーカー品をオススメする。
そうでないなら、ユーティリティソフトが基本的にインストールされないBTOパソコンのほうがパソコンの性能を有効活用できる。
■ 値段だけで選ぶのは危険
BTOパソコン選びで、一点注意を。安さだけで選ぶのは止めよう。
ここまで、DTM/DAWマシンはBTOパソコンがよいとしてきたが、価格だけで選定するのは危険だ。
BTOパソコンメーカーは、部品を仕入れ、組み立て、営業し、売る。仕入れる部品を安価にすれば、利益が出る。安価で売れるので営業しやすい。
となると、粗悪で安価な部品を仕入れて売るBTOパソコンメーカーがあっても不思議ではない。
そんなBTOパソコンを買ってしまうと、故障だらけで、とても音楽制作に集中できない。
同時に、1年程度の保証をつけているメーカーであれば、故障修理の手間を考慮し壊れやすい部品を使わないよう工夫している。
粗悪品を掴まないために、安価だけを理由に購入しないほうがいい。
保証がついていて、ある程度の企業規模でパーツまとめ買いが理由でリーズナブルな金額であるBTOパソコンメーカーを選んだほうがいい。
保証面も考慮して、 価格だけで選ばないようにしよう。
■ まとめ
ここまで、DTM/DAWパソコンにBTOパソコンがオススメであることについて、以下のようなポイントを説明した。
- BTOパソコンは自作パソコンではない。保証もつくし、専門知識も不要。
- DTM/DAW利用が目的であれば、中身で選ぼう。
- 故障のリスクは、さほど高くない。
- 万が一の故障発生時でも、サポートレベルは有名メーカーと大差ない。
- 必要なパーツをカスタマイズして選べる。
- 不要ソフト(オフィス製品、ユーティリティソフト)をなくせる。
- 値段だけで選ぶのは、危険。
BTOパソコンの特徴を理解してDTM/DAWパソコンを選択肢にいれると、有名メーカー品にはないパソコン選びが可能となる。
DTM/DAWでの制作活動において、パソコンという道具で難儀しないですむし。
あなたにピッタリのDTM/DAWパソコンが選べると、いいね。最後まで読んでくれて、ありがとう!
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