■ 音を真剣に聴く、感じる
いくつかきっかけがあって、音を真剣に聴いて、感じることが大事だな、と思うようになった。

まえから音楽は好きだし自分で曲も作っているので、音楽や音には深い興味はあるし、親しんでもいるつもり。

一方で、このたび、音の意味するところ、音が表現して伝える・伝わる・感じることがあるんだよね〜と深く思うようになった。

 

■ 具体的にいうと

例えば、何かを喋って相手に伝えるとき。

喋っている内容と同時に、イントネーションや口調、声の大小・高低と共に相手に伝えている。

 

もっと具体的な例でいうと、「おはよう」と挨拶する場合。文字に変換可能な「おはよう」という情報は、相手に伝わる。

同時に、声のトーンや抑揚などで、元気かどうか、相手に優しさを持って接しようとしているか、など、多くの情報を「おはよう」と同時に音で伝えている。

 

俺も含めて多くの人は、こういう文字に変換可能な情報以外の音による情報に、意外に無頓着だったりする。

 

別の例だと、楽器から出る音。全く同じ楽器を使って演奏しても、演奏する人によって、微妙に出音は異なる。

テクニックが優れていても通りいっぺんの無個性な演奏もある。たいした演奏技法でなくとも、感動をよび覚ます演奏もありうる。

 

■ 音を感じる

こんなことを考えていくと、文字や技法など、音以外の情報や基準に変換できない音による情報を、受け取ろうと努めて聴く場合と、無頓着に聞き流す場合とで、同じ音、例えば「おはよう」という音、を聴いて受け取る情報量に差があるのではなかろうか、と考えるに至った。

 

演奏する場合、歌を歌う場合も、テクニックや上手い下手を気にすると同時に、何かを伝えよう・伝えたい、という思いを乗せることは重要なんじゃないかな、と思うに至った。

 

端的にいうと、音の感受性を高める、音が発するメッセージを感じる、ということかな。

 

このような考え、想いを背景に、音が発するメッセージをテーマにして、俺が考えていること、ふと思うこと、などを紹介していきたいと思っている。

 

■ 上手いを通り越している

ということで、音が発するメッセージというテーマで、まず最初に紹介したい!と思うのは、Tower Of Power。

 

Tower Of Powerの代表曲は一般的には”What is hip?”だろうけど、俺が最もすきなのは、ライブ版の”Knock Yourself Out”だ。

いや、この曲は、上手いを通り越して神の領域に入っているように思う。

 

ライブ版ならではの録音のバランスの悪さ、ソロのめちゃくちゃ感、など、一般的にはツッコミどころはあるのかもしれない。でも、バランスが悪いからこその臨場感がある、フラジオトーンのめちゃくちゃ感から感じるものがある。

 

また、バンドとしての一体感、楽曲としての完成度、ドラムとベースのグルーブ感など、聴くと感動・歓びを感じるんだよね、俺の場合。

 

こんな聴く感動、歓びが、音が発するメッセージなんだよね〜と思う。

なんだか、上手く説明できないな。あまりに好きすぎて。この曲が。

 

でも、上手く言語化できない、ただひたすら聴いて「いいなぁ!」と思う感覚があるんだ、ということが、俺の伝えたいこと。

 

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