DTM/DAW向けのパソコンって、なんでもいいわけじゃないけど、高級品を揃えれば費用がかかる。

どうも!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「癒し」の歌詞。

でもって、「ファンキー癒し音楽」のルーク野村です。

DTM/DAW向けのパソコンは、それなりのスペックでないと、快適に楽曲を制作できない。でも、全てに最高級品を揃えても最初のうちは過剰性能だし、コストパフォーマンスが悪い

DTM/DAW向けパソコンの特性を理解してパソコンを購入できれば、無駄な出費を抑えて将来不安を軽減できる。

せっかくDTM/DAWを始めるんだったら、将来も楽しく快適に制作したい。そのためにも、適正なDTM/DAWパソコンを選ぼう。

この記事では、快適な楽曲制作にふさわしい、DTM/DAW向けのパソコンのオススメスペックを紹介しようと思う。

■ オススメのスペック

DTM/DAWパソコンのオススメを先に言っておくと、以下のスペックがよい。

  • OSは、Windows。ただし、Macに慣れているひとはMac。
  • CPUは、i5以上。CPUを最高級にする意味は薄い。
  • メモリは、16G。拡張性があるパソコンが望ましい。
  • ディスクは、起動ディスクがSSD。データ保存ディスクはHDD。
  • 悩んだら、ノート型。でも、デスクトップ型でもあまり不自由しない。

上記以外にも考慮する点はあるけど、DTM/DAWパソコンを選ぶときの主要考慮ポイントは、これらだ。

では、俺がDTM/DAWを実際に使って曲作りをした経験に基づいて、ポイントごとに細かく説明していこう。

■ OSはWindows

OSは、Windowsがオススメ。ただ、Macに慣れているなら、Macがよい。

かつては、DTM/DAWといえば、Macが主流だった。具体的には、以前は以下のような状況だったので、Macのほうが有利だった

  • 主要DTM/DAWソフトはMacとWindows両方で使えても、MacOSのほうが高機能だった
  • 使いやすい/優れた音源が、Macでしか使えない場合があった
  • DTM/DAWで音楽制作するひとの多くがMacユーザーで、 Windows で問題が発生したときに相談する相手が少なかった

ただ、現在では、主要なDTM/DAWソフトはWindowsで動くし、Macのみサポートする音源も、ほとんどない。

日ごろWindowsを使っているなら、DTM/DAWパソコンのOSは、Windowsにしよう。

なお、かつてDTM/DAWといえばMac!だったので、最近でもDTM/DAW界隈ではMacユーザが多い。

ただ、現在Macを使っているひとたちに「なぜMacなの?」と聞いても、使い慣れている、気分が乗る、等の理由が多い。

このような状況なので、Windowsに慣れているひとには、OSはWindowsをオススメする。もちろん、Macに慣れているなら、Macがオススメだ。

■ CPUはi5以上

CPUは、i5以上がオススメ。それ未満だと処理速度が遅く、制作に影響が出る。

まず、「i5」の説明をしておくと、CPUメーカーのインテル社のブランド名。商品種類名と思って間違いない。たとえば、パソコンのカタログや見積のCPUの欄に以下のような表記があるときの太文字部分のこと。

インテル Core i5-9600 プロセッサー

(9M キャッシュ、最大 4.60 GHz)

CPUはパソコンの頭脳にあたり、購入パソコンの基礎的な処理能力を決定する。

DTM/DAWは、複数音源を同時処理する必要があり、CPU=頭脳の処理能力が低いと、音飛びや動作不良の原因となる。

欲をいえば、i5より上のi7としたいところだが、DTM/DAWを始めたばかりのころは、i7の性能が必要となることはない。

DTM/DAWを使いこんでも、i5の性能があればCPUが問題になる局面は、少ない。むしろ、メモリ不足が動作不良の原因となることが多い。

CPUは後で入替しにくい(事実上のパソコン買い替えとなる)ので、i5以上がオススメ

■ メモリは16GB以上

メモリ(RAMと表記されることもある)は16GB以上にしたい。8GBでも最初のうちは問題ないが、徐々にメモリ不足に悩まされるので。

メモリ不足になる理由を具体的に説明すると、DTM/DAWソフトは、メモリを大量に消費する。特に、外部音源を購入すると、音源によっては大量のメモリを動作の前提とするので、注意が必要だ。

だからといって、たくさん積めばよいわけでもないが、目安としては、以下を想定しておくとよい。

  • 初心者=DTM/DAWソフト付属の音源を利用=4~8GB
  • 中級者=外部音源を利用する=8~16GB
  • 上級者=32GB

ここでいう上級者とは、技術の拙攻ではなく利用する音源の数と考えてほしい。フルオーケストラの音源を駆使するとなると、メモリは多いに越したことはない。

俺は劇伴オーケストラのような制作をしたことがないが、ロック・ポップスを制作していても、外部音源を多用すると8GBではメモリ不足によると思われる音飛びが発生する。

購入費用を少しでも下げたいのであれば、8GBメモリのパソコンでも最初のうちは大丈夫だが、16GBに拡張できないパソコンを購入すると、本格的に制作するようになったとき、パソコンの買い替えになってしまう。

DTM/DAWを少し試してみたいという場合は16GBメモリにこだわらず8GBでも大丈夫。ただ、16Gに拡張できるパソコンを購入しておくと、将来パソコンの買替となる可能性が低いことは考慮に入れておこう。

■ パソコンのメモリの役割

補足としてパソコンのメモリの意味を説明すると、メモリの意味は「机の上の広さ」と思えばよい。

あなたが何か作業をするとき、必要な資料が少なく机が狭くてもこと足りる場合がある。

一方で、たくさんの資料を机の上に広げておくほうが作業効率がよく、広い机を使う必要がある場合もある。

DTM/DAWでは、メモリ上にたくさんの情報を乗せておく前提でソフトや音源が制作されていることが多い。こういう場合は、メモリが充分でないと、効率よく素早く動作しない。

たくさんの情報を広い机に拡げたほうが効率がよい仕事を、膝の上でするよう指示された状況を想像するとわかりやすい。効率悪いよね。

つまり、メモリを多く使う前提の音源を使う際に、パソコンのメモリが少ないと効率よく素早く動作しないので、音飛びや不具合の原因となる。

■ 起動ディスクはSSD

Windowsの起動ディスクはSSDにしよう。パソコンの起動時間が速くなり、DTM/DAWソフトの動作が円滑になるから。

SSDとHDDディスクの細かい違いをざっくりいうと、以下の通り。

  • SSDは半導体に直接書込/読取する=速い
  • HDDは磁器ディスク装置を回転させて書込/読取する=遅い

この整理は、あまりに雑なのでHDDの技術者さんに怒られるかもしれないが、SSDが速くHDDが遅いのは間違いない。

HDDはディスクを回転させる

さはいえ、SSDは値段が高いので、なんでもSSDにすればいいわけではない。

なので、起動ディスク(Windowsの場合、Windows本体が入っているディスク)と、DTM/DAWソフト本体・購入した音源をインストールする領域は速度が求められるのでSSDにしよう。

音楽制作したデータを保存する場所は、さほどスピードが必要とされないので、HDDの大容量ディスクに保存するという方法がよいのではないかと思う。

ということで、起動ディスクとDTM/DAWソフト+音源をインストールできるSSD搭載のパソコンを購入しよう。

■ 悩んだらノート型

ノート型かデスククトップ型か。悩んだら、ノート型にしよう。

ノート型のメリット

DTM/DAWパソコンをノート型にする最大のメリットは、持ち運べること。たとえば、スタジオで録音する、作った音源を他の人に直接見てもらいレビューしてもらう、という場合にパソコンが持ち運べると、とても便利だ。

ただ、スタジオに持ち込む、他の人に直接見てもらう局面が頻繁にあるか?というと、疑問だ。俺の経験をいうと、スタジオに持ち込んだ経験は、ない。他の人に見てもらいたい局面はあったけど、スクショとってメールで相談して問題は解決した。

スクショとって相談内容を説明するファイル(MicrosoftのExcel、Word、Power Point)を作成するのは面倒だけど、メールであれば相手と会う時間を調整する手間は省ける。

なので、ノート型の最大のメリットである持ち運びについては、俺の経験からすると、さほど強い意味がない。

デスクトップ型のメリット

一方、DTM/DAWパソコンの観点から、デスクトップ型にする主なメリットは以下だろう。

  • 排熱効率がよい(箱が大きく、排熱ファンもデカい)
  • 拡張性が高い(型によるが、ノート型と比べれば各段に違う)
デスクトップは効率・性能がよい

俺もノート型でDTM/DAW制作をしたことがあるが、長時間作業をしていると、いままで経験したことがないくらいの熱をCPUが持つことがある。CPUは熱を持つと処理能力落ち、排熱が困難になると高温による故障を避けるためにCPUが低速なセーフモードに入ってしまう。

そうなると、せっかくのCPUの処理能力が落ちてしまうので、ノートパソコンで長時間作業をすると、効率が悪くなるリスクが高まる。

決められなければノート型

俺の経験に基づいてまとめると、持ち運び不要と判断したらデスクトップ型、そうでなければノート型。

そうはいってもDTM/DAWをはじめたばかりで判断つかない!決められない!という場合もあるだろう。

判断つかず迷ったら、DTM/DAWの先生について頻繁に先生のところに自分のパソコンを持ち込むことも想定して、ノート型がよいと思う。

DTM/DAWを使い始めた頃は、ノート型でも充分使える。排熱が気になるなら、計画的に休憩し、ちょいちょいパソコンをシャットダウンしてCPUを熱から守ることもできる。

■ その他ポイント

OS、CPU/メモリ/ディスク、ノート型/デスクトップ型、といった主要な要素のオススメを紹介した。以下、DTM/DAW向けパソコンの周辺機器について、補足するね。

グラフィックボード

グラフィックボードは、不要と思ってよい。

理由は、i5レベルのCPUを購入すればCPUオンボードにかなりハイレベルのグラフィックボードに類する機能がついてくるので、追加でグラフィックボードを購入する必要はない。

DTM/DAWで画面表示の動きがある要素に、グラフィカルなEQ(イコライザー)がある。ただ、この程度であれば、グラフィックボードの助けを借りる必要はない。

まぁ、ゲーム用パソコンとの共用を考えるなら追加購入してもよいと思うけど、DTM/DAW用パソコンとして考えるなら、追加不要。

キーボード/マウス

キーボードは、立派なものは不要。ここにお金をかける必要はない。

普通に使って使いやすいキーボートがあれば、充分。パソコンのキーボードより、MIDIキーボードに気を向けよう。

一方、マウスは使いやすいものを購入したほうがいい。

打ち込みの多くをMIDIキーボードでこなす場合であっても、画面上のツマミやレベルゲージを操作するにあたり、繊細な動きに対応できるマウスがよい。

まして、MIDIキーボードをあまり使わずマウス中心で打ち込み作業をするならば、なおのことマウスは高性能のほうがよい。

自分の手にぴったりで使いやすく、繊細な動きに対応する高性能マウスを購入する価値はある。

USBポート数

USBポート数は、多いほうがいい。USBを外付けにすると、遅延が発生するリスクがあるからね。

USBのポートが足りなくなっても外付けUSBハブをつかえば接続はできる。ただ、DTM/DAWでは、音の遅延は致命的だ。外付けUSBハブが本体直結のUSBハブより速くなることはないので、USBポート数は多いほうがいい。

特に、俺が使っているCubase7では、USB-eLicenserというライセンスを認識する器具で本体USBポートが1つが塞がれてしまう。そうすると、USBポートがパソコンに2つの場合、インターフェース(外部音源と接続する機器)と接続するUSBポートですべて埋まってしまう。

本体直結USBポート数が重要

つまり、最低限でも2ポート、できれば、3ポート以上あるとよい。薄型ノートで本体直結のUSBポートがゼロの場合、Cubaseならば使えないリスクもあるので要注意。

DTM/DAWパソコンでノート型を選ぶ場合は、USBポート数が多いパソコンにしよう。

■ まとめ

ここまで、以下のようなDTM/DAW向けパソコンのスペックについて、俺の経験に基づいて説明をしてきた。

  • OSは、Windows。Macに慣れているひとはMac。慣れているOSを選んで問題ない。
  • CPUは、インテルi5以上。CPUを最高級にするよりは、メモリ・ディスク(SSD)に気を回そう。
  • メモリは、16G。最初は8GでもOKだが、拡張性があるパソコンにしたい。
  • ディスクは、起動ディスクがSSD。データ保存ディスクはHDD。用途で使い分けよう。
  • 悩んだら、ノート型。デスクトップ型でもあまり不自由しないが。
  • グラフィックボードは不要。マウスはいいものを。USBポート数は多めに。

DTM/DAWを始めるにあたって、パソコンがないと話が始まらない。

現在、自分のパソコンがあるなら、最初のうちは自分の今あるパソコンを使ってもオッケーかとおもうが、今回の記事で紹介したスペックと大きくかけ離れるようなら、購入をオススメするよ。せっかくDTM/DAWを始めてもパソコンのスペックが低すぎて楽曲制作が楽しめないようでは悲しいからね。

新しく買うなら、今回の記事内容を参考にパソコンを選んでみて。DTM/DAWソフトが動かない!困った!ということにはならないので。

あなたに合ったDTM/DAWパソコンが選べると、いいね。最後まで読んでくれて、ありがとう!

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