■ 親が味わった苦労を子供に味わわせない

親が味わった苦労は子供に味わわせたくない。よく聞くフレーズだ。結婚式で、親御さんがお子さんを手塩にかけて育てました!と、感動と共感を演出したいときに、よく聞くような気がする。

 

前から何気なく思っていたが、結婚式でのこのフレーズって、親の自己満足や自己顕示欲の塊だよね。

自分が苦労したんだ!ということを周囲に認めさせたいという発想。

 

そんでもって、子供をここまで育てたんだ!俺って偉いよね!そうだろ、出席者の皆さん!と、いい大人が結婚式で声高に語っているようなもの。

 

なんだか、みっともないというか、聞いていて、残念な気持ちになる。

他に言うことないの?そんなこと語るくらいなら、黙っていたほうがいいよ。

 

■ 自分の過去の否定と、同情のお願い

さらに突っ込んで考えると、自分の苦労を子供に味わわせたくない、ということは、すなわち、自分の過去の苦労が無駄で、味わうべきではない、という自分の過去の否定を意味する。

 

いろいろあったけど、過去の経験があったから今の幸せに繋がっている、という発想はないんだろうか。

ということは、今の自分は不幸です、ということなのかな。少なくとも、いま幸せです、と言い切れない人なのだろう。

 

ちょっと残念だよね。自分の過去すべてが、今の繁栄と幸せに繋がっていると思えるなら、むしろ、子供にも味わわせたいと思うはず。

 

俺はミジメだという自己憐憫と、慰めてくれ、俺は立派だと認めてくれ、という自己顕示欲がバリバリ全面に押し出されている。立派な親のつもりなのかもしれないけど、逆効果。

 

まぁ、他人が何を言おうが考えようが、俺のしったことではないが、いまが幸せ、過去も幸せ、これからもずっと幸せ、と思えるほうが、人生は楽しいと思う。

 

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