リバーブを使う目的や効果を理解して、リバーブを使っている?

どうも!トランペット、サックスを使ったファンキーな音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための歌詞、ファンキー癒し音楽のルーク野村です。

今回は、リバーブの効果、そもそも何故リバーブを使うのか、について書いてみようと思う。

リバーブを使うと、一般的にいうエコーがかかる。響く音が作れる。ボーカルトラックや、管楽器を始め多くのトラック・パートで使うと効果がある。DTM/DAWを使って音楽を作るなら、つかいこなしたいよね。

でも、リバーブを使う効果、そもそもの目的って理解して使って いる?

俺の場合、DTMを始めたころは、リバーブをかけることが目的になっていた。なかなか思った通りにかからないからね。とにかく、リバーブをかけたい!みたいな感じ。

俺が吹奏楽出身で、ジャズやったりロックバンドのホーンセクション(管楽器パート)をやったりしたけど、リバーブという機器を自分で使いこなした経験がないので、なおさら困難だった。

自分で試行錯誤を繰り返し、時に専門家に教えを請いながら、ようやくリバーブをかけることが困難なく出来るようになった。かけられるようになって、リバーブをかけるそもそもの目的や効果がわかるようになってきた。

まずは、難なくリバーブが使いこなせるようになることが先決だが、リバーブは所詮、道具だから。目的や効果を知らずに道具の使い方を習得しても意味がない。紙を切るという目的を知らずにハサミの握り方を覚えても、あんまり意味ないように。

ということで、リバーブを使う目的、リバーブの効果について、説明したいと思う。

■ 音をなじませる効果

リバーブをかける効果のうち一番わかりやすい効果は、音をなじませる効果だ。一般的にいうエコーをかけることで、音に響きが出て周りの音となじむようになる。

リバーブをかけない音源では、バックバンドの音となじまない。浮いて聞こえる。なので、リバーブをかけることで、音をなじませて楽曲全体で響かせるようにする効果がある。

リバーブをかけないトランペットの音は、こんな感じ。河原のようなオープンな場所でトランペットを聴くと、こんな感じだ。

トランペットのみ。リバーブなし。

 

このままバックバンドにのせると、実に浮いた感じがする。浮いているともいえるし、ちっとも音がなじまない。

トランペット リバーブなし

 

ここで、リバーブの出番だ。リバーブをかけると単純に音がカッコよくなるし、音に響きを加え周囲の音になじませる効果がある。

トランペット リバーブあり

■ 空間の大きさや形状を表現

次にわかりやすい効果は、空間の大きさや状態を表現できるという効果。リバーブで演奏された空間の大きさを表現できる。

また、残響の強弱や長さを調節することで、演奏された場所の状態を表現出来る。よく響くホール、あんまり響かない普通の部屋、などの状態だ。どんな場所で演奏されたかを表現する効果がある。

大きなハコモノを表現したリバーブ設定にすると、こんな感じになる。

おおきなハコモノでの演奏を表現

 

対して、小部屋のような小さいハコモノ向けの設定にすると、こんな感じになる。

小さなハコモノでの演奏を表現

さらに、演奏している場所からの距離感を出すひとつのやり方として、プリディレイを使うことができる。プリディレイとは、ディレイがかかるまでの時間を設定するパラメータ。

大きなハコモノであれば、演奏の生音が聞こえてから壁に反射した残響が響くまでタイムラグがある。このタイムラグを表現するのがプリディレイ。だから、大きなハコモノであれば長めに、小さいハコモノであれば短め(ゼロでもOK)とする。

さっきの例で大きなハコモノ向けの設定で、プリディレイを変更した音源を聴き比べてみて。プリディレイが長い100ミリ秒のほうが、より大きなハコモノになったように聴こえる。

プリディレイ=5(ミリ秒)の場合:

プリディレイ = 5msec

 

プリディレイ = 100(ミリ秒)の場合:

プリディレイ=100msec

 

どうだろう。プリディレイだけ変更して、ディレイの効果がかかり、演奏されたハコモノの大きさが変わったことを感じられる。

■ 音の質感を出す

リバーブの効果の最後として紹介したい効果は、音の質感を出すこと。

まず、EQを使ってリバーブのかかった音の低音をカットするやり方がある。いわゆるローカット。低音をカットし高音を強調することで、リバーブがかかって低音でモゴモゴした音を低減することができる。

これくらい ガッツリ削ってもOK

また、ディフュージョン(Diffusion)というパラメータを使うと、音が反響する壁の質感を再現して音の質感を変えることができる。

具体的にいうと、リバーブの残響音は壁に反射した音が重なって作られた音。だから、壁の材質によって反射する音の質感も変わる。

硬い壁と柔らかい壁とでは反響する音が減衰していく過程で音に変化に違いが出る。この変化を調整するのがディフュージョンというパラメーター。

ディフュージョンを高く設定すると硬い壁、低くすると柔らかい壁が表現できる。

リバーブのディフュージョンだけ変更して比較してみよう。

ディフュージョン=1の場合:

ディフュージョン=1

 

ディフュージョン=100の場合:

ディフュージョン=100

 

現実には、ディフュージョンが変わるということは、壁の素材が変わりリバーブタイム(残響が伸びる時間)が変わるはずなので、ディフュージョンだけ変更するというのは不自然ではある。なので、上記の音源2つの違いは、さほど大きくはない。

ただ、ディフュージョンを変更すると、リバーブの質感が変わることは、わかってもらえると思う。

■ まとめ

リバーブを使うことによる効果として、以下を紹介した。

  • 音をなじませる効果
  • 空間の大きさや形状を表現する
  • 音の質感を出す

それぞれの効果を体感出来る音源も、紹介した。

リバーブの効果は楽器やボーカルの声質で異なるので、今回紹介した例だけでは語りつくせないが、参考にはなると思う。

リバーブの効果を理解すると、狙ったようにリバーブを使うことができるようになる。かつての俺のようにリバーブに振り回されていては、作曲・編曲に時間を割けなくなってしまうし。

まずは、リバーブの効果を理解して、リバーブを自分の思い通りに使えるようになるといいよね。

そのための第一歩として、まず、使ってみよう。使うにあたっては、リバーブに振り回されないようにするために、リバーブの目的や効果を念頭に置いておこう。

リバーブを思いのままに使って、自分好みの楽曲ができるといいね。最後まで読んでくれて、ありがとう!

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