承認要求は、誰にでもある。SNSの時代に、承認要求との付き合い方を考えよう。

どうも!トランペット、サックスを使った「ファンキー」な音、新しい時代を自分らしく楽しく生きるための「歌詞」。

でもって、ファンキー癒し音楽のルーク野村です。

SNSで「いいね!」が欲しい、と思うのは自然なことだ。意味や価値のある内容を投稿し、読んでくれるひとに貢献して、認められることを喜ぶ。

でも、「いいね!」欲しさが高じて、高額品や高級リゾートなど一般的によいとされているものごとの写真をやたら投稿したり、他人に「いいね!」をお願いしたり、となると、困っちゃうよね。

俺は、SNSについては読み流すようにしているけど、「いいね!」の数を気にするひととは、あんまり話をしたくない。面倒なんだよね。投稿が面白くなければ、「いいね!」されないだけじゃん。

「いいね!」の数を気にするひとは、承認要求が強い、さらに自己顕示欲が強いひとなんだろう。SNSを多くのひとが使うようになって、社会に定着している今の時代の現代病なのかもしれない。

これからの新しい時代に、自分らしく楽しく生きていくという「癒し」の歌詞を創る俺としては、この現代病に対する処方箋というのかな、対応を考えた。

考えたときに、ふと、ある小話を思い出した。メキシコ人漁師とMBAコンサルタントの話。この話は、いろんな解釈が成り立つが、俺なりの解釈をすると、この現代病への対応ができることに気付いた。

これからの新しい時代に則した対応方法なので、「いいね!」が欲しくてしょうがない、というひととの付き合い方の参考になる。また、あなた自身の承認要求への考え方を整理するキッカケになると、いいな。

ということで、現代病ともいえる承認要求と自己顕示欲を、新しい時代にふさわしく解釈する方法について、説明したいと思う。

■ 漁師とコンサルタント

2015年ころにネット話題となった、メキシコ人漁師とMBAコンサルタントの話。

この話を知っているひとは多いだろうけど、以下に、おさらいしておこう。

  • 登場人物は、MBAを持つアメリカ人コンサルタントと、メキシコの小さな漁村の漁師。
  • コンサルタントがメキシコの小さな漁村を訪れたときの話。

  • コンサルタントが漁師に魚をつるのに何時間かかったか尋ねたところ、漁師は数時間と答えた。
  • コンサルタントは、なぜもっと長い時間かけてたくさん釣らないか、家に帰って何をするのか、と質問した。漁師は、こう答えた。

妻とのんびりする。一緒にシエスタを楽しみ、午後にはギターを弾きながら子供と遊ぶ。夕暮れにはワインを傾けながら家族と会話。それで、寝る。

  • コンサルタントは、もう少し頑張って漁をしないのか、と質問した。漁師は、なぜ、と聞き返した。
  • コンサルタントは、もっと漁をすれば、もっと魚が釣れ、もっと多くの金が手に入り、船が買える。そしたら人を雇って、もっと大きな利益がでる。

  • コンサルタントさらに言う。都市のレストランに直接納入し、もっと大きな利益がうまれる。メキシコシティ→ニューヨークに進出して会社経営をすると、もっと儲かる。
  • 漁師が、そのあとはどうするんだと聞いた。コンサルタントは、企業をIPOさせて巨万の富を手に入れるんだ、と答えた。

  • 漁師が、巨万の富のあとはどうするのかと質問したら、コンサルタントは、こう答えた。

そしたらリタイヤだ。小さな海辺の町に引っ越し、妻とのんびりする。一緒にシエスタを楽しみ、午後にはギターを弾きながら子供と遊ぶ。夕暮れにはワインを傾けながら家族と会話。それで、寝る。

  • 漁師は、そんな生活なら、もう手に入れている、と答えた。

この話の解釈は、ひとによって様々。解釈に興味があるひとは、「アメリカ人コンサルタント メキシコ人漁師」でネットで検索してみて。いろいろな意見が、出てくるから。

この話の俺の理解は、自分がなりたいひとに既になっていることに気付こう、ということ。

今までの社会の常識や、一般的な通念を盲信すると、巨万の富を得て悠々自適な生活をするのが理想なんだろう。巨万の富を得ることが人生の目的の人は、それを目指せばよい。

でも、大抵のひとにとっては、巨万の富は手段だ。その手段を経過しないと、目的にたどり着くことができないのかな、と考えてみる価値はある。

■ 承認要求の誤認

承認要求に話を戻そう。承認要求のことを考えるにあたり、有名なマズローの欲求5段階説に登場いただこう。

マズローは、以下の5段階を踏んで、自己実現に至ると説いている。

  1. 生理的欲求
  2. 安全欲求
  3. 社会的要求(所属と愛の欲求)
  4. 承認(尊厳)欲求
  5. 自己実現の欲求

上記の5段階は、シンプルにわかり易く自己実現への段階を表現している。シンプルなのはいいことだが、時に、シンプル過ぎて解釈の余地が大きくなる。

俺の思うに、多くのひとが、4段階目の承認要求を間違って理解している。

どうやら一般的には、社会や周囲から認めてもらうことで、承認要求が満たされて自己実現に至る、と解釈されているようだ。

俺の理解は、自分で自分のことを認めてあげることが、この4段階目の意味だ。

■ 社会に認められたいという時代

俺たちは、小さい頃から、何かになろうと教育されてきた。

社会や周囲に認められるひとになるような、社会的要請の元に生きている時代を生きてきた。

いい学校に行きなさい、いい会社に就職しなさい、会社で出世しなさい。収入のよい、医者や弁護士になりなさい。こういう社会的常識が共有された時代。

この社会的常識から外れないように、常識あるひとになるように、社会全体が、あなたに対して要請してきた。親も、親戚も、先生も、友達も。

皆、あなたのために、良かれと思って要請してきた。

でもね、もう、時代は変わったんだよ。

■ 自分を認める時代に

今の時代に、いい大学に行けばいい会社に就職できて豊かな生活ができる、という説教をしても、説得力ない。だって、いい会社なんてないから。

どんな大企業でも、舵取りを誤れば、10年も持たず倒産する時代だ。

世間で認められた優れた技能を身につけても、その技能で何十年も高額の収入が維持できる時代ではない。

医者や弁護士になろうと志すひとは、好きだから目指すのは理解できる。でも、今までの時代のように、高額の収入は見込まれない。

かつての時代で常識とされたことが、これからの時代では通用しない。

かつての時代では、社会や周囲から認められることをすると、豊かな生活に直結した。

でも。もう時代が変わったのだから、社会や周囲に認められることで承認要求を満たしても、意味がない。こういうことに、多くのひとが気づいている。

だから、自分で自分を承認してあげて、自分を満たしてあげることが、承認要求を満たすことにつながる時代になった。

■ 時代遅れの考え方から抜け出そう

こう考えると、SNSで「いいね!」が欲しいという自己承認要求が強いひとは、社会や周囲に認められたい、という時代遅れの自己承認要求に苛まれている、ということになる。

時代の変化について行けないひとは、どんな時代でもいる。だから、SNSで「いいね!」を欲しがるひと、かつての時代の価値観で生きているひとがいるのは、自然なこと。

でも、そういうひとは、時代遅れの価値観で生きているから、「いいね!」をもらっても、どこか虚しい気持ちになる。

「いいね!」がもらえなければ、かつての時代の価値観に基づき、社会や周囲から認められない寂しさを感じる。

どっちに転んでも、ココロがやすまらない。時代遅れの価値観に基づいて生きているから、しょうがない。

自分で自分を認めてあげる、という承認要求の満たし方に変えていくと、新しい時代に自分らしく楽しく生きていくことができる。

■ 漁師だったら、どうする?

冒頭に紹介した、メキシコ人漁師とMBAコンサルタントの話に戻ろう。

ここまで、時代の変化を説明してきたが、あなたが漁師だったら、どうする?

  

長時間働いて、巨大企業経営と巨万の富を目指す?

いまのまま、満たされた生活を続ける?

  

いずれを選択するかは、あなた次第。あなたの人生だから、あなたが選択すればいい。

俺のオススメは、いまのまま、満たされた生活をつづける、だな。こっちのほうが新しい時代に合った選択なので、ストレスがないからね。

■ まとめ

メキシコ人漁師とMBAコンサルタントの話を引合に、マズローの欲求5段階説における4段階目の承認要求の考え方を説明した。

そして、いまからの新しい時代には、社会や周囲に承認を求めるのではなく、自分で自分を承認することで承認要求を満たすほうがよい、という考え方を紹介した。

俺は、新しい時代の承認要求の満たし方は、自分が自分を承認すると気づいてから、随分と承認要求に対する対応が変わった。社会や周囲からの承認を求める自分にも気づいたし、そういう承認を求めることへの違和感の意味がわかった。

承認要求や自己顕示欲は、誰にでもある。そういう要求や欲があることは、自然なこと。同時に考えたいことは、要求や欲をどこにもとめるか、どうやって満たすか、なんだよね。

かつての時代の常識に従って、周囲や社会に要求や欲を満たしてもらうか、新しい時代に則して、自分の中に求めるか。

時代が変わっている今、いずれを選ぶか、試されている。

あなたなりの、承認要求や自己顕示欲との付き合い方が見つかると、いいよね。最後まで読んでくれて、ありがとう!

■ 関連動画

自分を満たす、自分を愛するということをテーマにしたルーク野村の曲が「Do you love yourself?」

まず、自分を愛して、それからひとを愛そう。自分を犠牲にしてひとを愛すると、疲れてしまって永くは愛せないからね。

他人のため、会社のため、組織のため、と自分を満たさずに社会や周囲からの承認要求を満たそうとしたのは、時代遅れ。

これからの新しい時代に、自分らしく、楽しく生きていこうというルーク野村の代表曲。いちど、聴いてみて!

■ 関連記事

豊かさとは何か – 豊かさ・幸せの意味

すごろくのルールに思う – 「上がり」のないすごろくを生きる人生

自己責任の意味 | 時代遅れの社会での原則